うきよのおはなし~江戸文学紹介ブログ~

江戸文学に少しでも興味を持つ方が増えれば良いなと。

大昔化物双紙 その7

【前回までのあらすじ】遊郭の化けの里で、越後の大入道の跡を継いだ今入道と、丹後のヒヒの養子の見越し入道は、新屋の毛女郎を巡ってケンカを始めましたが、毛女郎が間に入って、その場は何とか収まりました。 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国…

大昔化物双紙 その6

【前回までのあらすじ】遊郭の化けの里で、越後の大入道の跡を継いだ今入道と、丹後のヒヒの養子の見越し入道は、新屋の毛女郎を巡って争いになったのでした。 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 大昔化物双紙 2巻8…

大昔化物双紙 その5

【前回までのあらすじ】一つ目小僧は越後の大入道に家督を譲られ、今入道と名乗って諸国化け修行に出ます。一方、丹波のヒヒは見越し入道を養子に迎え、今入道に一泡吹かせるように命じます。 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコ…

大昔化物双紙 その4

【前回までのあらすじ】一つ目小僧は越後の大入道に家督を譲られ、今入道と名乗って諸国化け修行に出ます。一方、丹波のヒヒは見越し入道を養子に迎え、今入道に一泡吹かせるように命じます。 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコ…

大昔化物双紙 その3

【前回までのあらすじ】大入道の息子の一つ目小僧は、大入道から片目を与えられて二つ目になり、家督を譲られ、諸国化け修行に出たのですが。。。 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 大昔化物双紙 2巻5ページ目です…

大昔化物双紙 その2

【前回のあらすじ】越後の国の大入道は、片目をくりぬいて息子の一つ目小僧に与えて家督を譲り、隠居したのでしたが。 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 大昔化物双紙 2巻4ページ目です。 ①本文 【翻刻】一ツめ小…

大昔化物双紙 その1

今度こそ『好色一代女』のお話を紹介しようと思ったのですが、またもや他の作品が気になりまして(笑) こないだ丸ごと読んだ『化物夜更顔見世』と同じ、 kihiminhamame.hatenablog.com 桜川慈悲成作・歌川豊国画の『大昔化物双紙』(寛政七 [1795]年刊)を…

がんばりにうどう

私の好きな妖怪に「がんばり入道」というのがいます。子供の頃に読んだ妖怪の本に、 「便所の裏の窓から、夜のあいだ、いつまでもがんばって、のぞいている妖怪。きたなくしている子どものおしりをペロペロと舌でなめる。」(佐藤有文『お化けの図鑑』) と…

どろたぼう

あんまり更新の間隔が空きすぎると落ち着かないので、箸休め記事でも。 なにかネタはないかと鳥山石燕の妖怪画を見ていましたら。有名な泥田坊の絵でちょっと気になる所がありましてね。

化物夜更顔見世 まとめ

『化物夜更顔見世』のまとめです♪

化物夜更顔見世 その12(完)

【前回までのあらすじ】河童の川太郎は、人間に取られた元許婚のお六を取り戻すために、野良狐の玉の力で人間の色男に化けたはずだったのですが。。。 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 化物夜更顔見世 2巻13ページ…

化物夜更顔見世 その11

【前回までのあらすじ】お六の許婚の川太郎に支度金を返すために藪医者の よくあん から借りた金は、ちょろけん小僧が野良狐の玉(お六が盗んだ)の力で木の葉を小判に変えて返します。一方、お六のことを諦めきれない川太郎は、野良狐の玉の力で人間の色男…

化物夜更顔見世 その10

【前回までのあらすじ】ろくろ首のお六の許婚の河童の川太郎に支度金を返すために、お六と恋仲となった人間の与四郎は藪医者の よくあん にお金を借ります。花水橋の野良狐の家から盗み出した金で返済しようと、お六が包みを開けたら、中身は金ではなくて大…

化物夜更顔見世 その9

【前回までのあらすじ】大入道は、悪巧みを見逃してもらう代わりに二人の子供(姉・お六、弟・ちょろけん小僧)を白猿に差し出します。お六と白猿の付き人与四郎は恋仲になったのですが、お六には河童の川太郎という許婚がいて、大入道は川太郎から支度金を…

化物夜更顔見世 その8

【前回までのあらすじ】ろくろ首のお六と人間の与四郎は恋仲になったわけですが、お六には河童の川太郎という許婚がいて、父の大入道は川太郎から支度金を受け取ってしまっています。川太郎に支度金を返せばお六は自由の身になると考え、与四郎は よくあん …

化物夜更顔見世 その7

【前回までのあらすじ】悪だくみを見逃してもらう代わりに、大入道は白猿に二人の子供(姉・お六、弟・ちょろけん小僧)を差し出します。白猿の付き人の与四郎と恋仲となったお六ですが、お六には川太郎と言う許婚が。しかも、大入道は川太郎に支度金として…

化物夜更顔見世 その6

【前回までのあらすじ】大入道たちが人間の百物語をして呼び出した人間は、こともあろうか化け物の天敵の白猿でした。大入道は見逃してもらう代わりに、二人の子供(姉・お六、弟・ちょろけん小僧)を白猿に差し出しました。白猿の家で大切に養われる大入道…

化物夜更顔見世 その5

【前回までのあらすじ】人間の百物語で人間を呼び出して驚かせようとした大入道。しかし、現れた人間は化け物の天敵の坂田金時こと白猿。大入道は子供二人を白猿に差し出す代わりに、今日の所は見逃してもらったのでした。 ※国会図書館の画像を利用していま…

化物夜更顔見世 その4

【前回までのあらすじ】人間の百物語で人間を呼び出し、驚かしてやろうとした大入道たち。しかし、現れた人間は化け物の天敵、「暫」の坂田金時こと白猿だったのです。※「暫」の主人公=坂田金時=白猿=市川蝦蔵 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国…

化物夜更顔見世 その3

【前回のあらすじ】百物語のたびに人間に呼び出されてはかなわんと、越後の大入道の呼びかけで化け物どもは、人間の百物語をして人間を呼び出し、人間を懲らしめてやろうとします。ところが、「しばらく!しばらく!」という声とともにやってきた人間は? ※…

化物夜更顔見世 その2

それでは、『化物夜更顔見世』を読んでいきましょう♪ ※国会図書館の画像を利用しています。詳細画像は国会図書館のホームページでご覧ください。国立国会図書館デジタルコレクション - 化物夜更顔見世 2巻4ページ目です。 ① 【翻刻】さればゑちごのくに◆の…

化物夜更顔見世 その1

『好色一代女』のお話を紹介すると言っておきながら、いつまでたってもなかなか書きませんが、この件に関して誰にも何も言われないので、このまま当分、書かれることはないでしょう(笑) それよりもですね、妖怪関係の草紙を色々見ておりましたらね、桜川慈…

やおぞう

前巻の記事を書く際に、写楽の絵を色々と検索していたのですが、その際に、歌舞妓堂艶鏡という人が描いた市川八百蔵が目に留まりました。 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 浮世風俗やまと錦絵. 錦絵全盛時代 中巻2…

だいどうざん その3

というわけで、答えです! ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 相撲浮世絵複刻. 第1輯6ページ目です。 ◆第1問の答え◆ うしうむらやまこほ(本)りなか(可)とろむらさん羽州村山郡長瀞村産高サ三尺九寸九分大童山文…

だいどうざん その2

というわけで、写楽が描いた大童山の浮世絵から、くずし字クイズを出したいと思います♪ ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 相撲浮世絵複刻. 第1輯6ページ目です。 計2問です♪ 今回は趣向を変えて、答えを次回に発表…

だいどうざん その1

先日、私が江戸文学に興味を持つきっかけに写楽がからんでると、ちらっと書きましたが、 kihiminhamame.hatenablog.com それは少年時代にこの本に出会ったからです。 推理ドキュメント 写楽が現れた―新発見で迫る幻の浮世絵師の謎 作者: 定村忠士,TBS文化情…

くずしじくいず

それでは、いきなり、くずし字クイズ♪ これは何て読みますか??? 一番上の文字がポイントですね♪ このブログでは何回か出てきました♪ はい、正解は、 「はちす」です。 一番上の字は「は(者)」ですね♪ というわけで、『好色一代女』のお話を紹介するとい…

かぼちや +紅茶のお礼♪

ハロウィンらしく、今日はカボチャでもと思い、江戸時代の百科事典とも言える『和漢三才図会』(寺島良安編、正徳二[1712]年成立)を見てみると、ありました、ありました♪ ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 倭漢三…

はすは その4

というわけで、くずし字!w 『好色一代男』巻三の三の目次の部分です。 ※国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 好色一代男. 巻32ページ目です。 まずは復習。この字は? そう、これは「は(者)」ですね。 そして、今…

はすは その3

続きです。 はい、なぜ、私がこの話を取り上げたのか? その理由は話の内容ではなく、挿絵にあります! ※『好色一代男』巻三の三の挿絵は、国会図書館の画像を利用しています。国立国会図書館デジタルコレクション - 好色一代男. 巻311ページ目です。 見て…