うきよのおはなし~江戸文学紹介ブログ~

江戸文学に少しでも興味を持つ方が増えれば良いなと。

りゅうぐうのつかい その1

私はテレビはあんまり見ない上に、見る時は録画の方が多いので、テレビCMを目にすることが減ってきているのですが、そんな私でもよく見かけるauの三太郎のCM、結構、好きです(笑)

 

そういえば、浦島太郎役の桐谷健太さんが、紅白歌合戦に出場されてましたよね。司会の有村架純さんがかぐや姫役だというのを、桐谷さんの登場シーンまですっかり忘れていたたわけで(笑) 


※芸能人の名前を出して、間違って検索して読んでくれる人がいないか期待(笑)

 

そんな紅白歌合戦も録画でとっくにお正月も過ぎた頃に見たわけですが、そこでふと思い出したのが、『曽呂里物語(そろりものがたり)』巻4-1「声よき者をば竜宮より欲しがる事」というお話です。

 

『曽呂里物語』怪談集で、文三(一六六三)年に出版されました。曽呂里って人が語った話を集めた作品です。

 

、、、。

 

だから、曽呂里って誰よ(笑)

 

えとですね、曽呂里はですね、豊臣秀吉御伽衆として仕えた、曽呂利新左衛門のことです。要するに秀吉に面白い話を聞かせた人です。

 

『曽呂里物語』は本当に曽呂里がした話を集めたわけではなく、そういう設定です、察してください(笑)

 

で、このお話の舞台は尾張国、今の愛知県西部、そう、私の出没地ですね(笑)

 

尾張国熱田神宮の辺りに住んでいた男がこの話の主人公です。

 

このは、歌が好きで、一日中歌っていたそうで、海に突き出すように建物を作りまして、歌の練習に励んでいました。

 

たぶん、この頃、埋め立て前で、今より熱田神宮と海は近かったんでしょうね。

 

その日も夜更けまで歌っていたのですが、

 

そっか、今と違って夜でも海に向かって歌ってたら、近所迷惑にもならんかったんでしょうなあ。

 

100メートルほど沖の海から「いやいや素晴らしい!」と褒めるものすごく大きな声が聞こえてきました。

 

その声がの耳に残りまして、それからすっかり弱ってしまい、親戚一同も集まって「もうダメかなあ」と。

 

あらあ、やっぱ夜中に海に向かって歌うもんじゃないですね(笑)


ジャイアンの歌声を聴いてもさすがに死ぬほど弱りませんね(笑)

 

そんな時に、沖のかなたが振動しまして、目は太陽や月のように輝き、顔は真っ赤で、漆を塗ったような眉をした、3メートルはあろうかという大男が現れました。

 

たぶん、この大男が大きな声で褒めたのでしょうね。体が大きいから、さぞかし声も大きいのでしょうね。

 

大男は座敷にどっかと座り、「どんなに警備しても、明日が終わるくらいに必ず迎えに来るから!」と言って消えたようにいなくなりました。

 

この大男竜宮の使いなわけですね、魚ではないようです(笑)


深海魚リュウグウノツカイと間違えて検索して見てくれる人がいないか期待(笑)

 

さあ、の運命はいかに!

 

あれ、大男の声を聞いたのに、男の親戚一同は何ともないみたいです(笑)

 

次回に続く!

 

※前は他のところでこのブログをやっていたのですが、私には合わなかったのでこちらに引っ越してきました。しばらくは過去記事の公開となります。

オリジナル公開日:170127

 

『曽呂里物語』は早稲田大学図書館のホームページでご覧になれます。

曽呂里物語. 巻第1-5

  

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