うきよのおはなし~江戸文学紹介ブログ~

江戸文学に少しでも興味を持つ方が増えれば良いなと。

かえるもへびを その3

このカエルの鳴き声を聞いて、今度は小さいヘビが這い出て、そろりそろりとカエルを狙って近づき、飛びかかって食らいつきます。

 


一難去ってまた一難!
今度こそ食べられてしまうのでしょうか???

 


すると、カエルヘビの方を向き、前足をあげ、ヘビアゴパンチしました。
ヘビはダメージを受けたようで、苦しそうにのた打ち回った挙句、死にました。

 


カエルのパンチ力すげえっ!


って話ではありません(笑)


カエルのパンチ程度でヘビは死にません。


ヘビが死んだのには別の理由がありそうです。

 


カエルはまた何事もなかったかのように他の所に飛んで行き、さっきのように「ゲロゲーロゲロゲーロ」と鳴いています。

 

主人は不思議に思い、

 

三本足のカエルだから、足に何か秘密があるのかもしれぬ」

 

と近くに行って見ると、三本足ではなく、普通の四本足のカエルです。

 


前巻で述べたように、三本足のカエル霊力があると思われていましたから、

 

てっきり三本足のカエル霊力ヘビをやっつけた話かと思いきや、

 

そもそも普通の四本足のカエルだったというまさかの展開に!!!

 


カエルはなんと、一本の足に小さいナメクジを挟んで、三本の足で飛び歩き、

 

ヘビが飛びかかって食いつこうとする時、

 

ナメクジを持った手でヘビアゴパンチを打ち込んだのです。

 

そして、ヘビナメクジの毒にやられて死んだというわけです。

 

カエルもあまりにヘビに食べられるので、集まって会議をし、


賢いカエルがこのことを思いついて、多くのカエルの命を救ったと思われます。

 


なるほど、霊力ではなく、知力を用いたというね。

 

前置きの「三敵」の話がここで生きてくるというわけです!

 

忘れてるかもしれないので、もう一度言いますと、

 

「三敵」(「三すくみ」)とは、

 

「ヘビはカエルを食べる。ヘビはナメクジの毒にやられる。カエルはナメクジを食べる(カエルにはナメクジの毒は効かない)」

 

という言い伝えです。(一般的に言われているものとは少し違います)

 

、、、ナメクジを置いておいたら、ヘビ除けになるんですかね???

 

、、、ネコだけじゃなくてカエル集会とかするんですかね?

 

なんて私のタワゴトはおいといて、最後に次のように結論付けられてこの話は終わります。

 


だから国も民をないがしろにすると、民が反抗して国が乱れること、昔から古今東西で多くの例があります。

 

民に優しい政治をしたら、国は長く栄えるのです。

 


これまた、たとえが微妙にずれてるような気がしますが、

 

急に国家レベルのスケールが大きい話になるというね(笑)

 

こういう変な教訓めいたことで終わるのもこの時期の作品の特長だったりします。

 


さて、みなさん忘れてませんよね、ここはイラストブログです(笑)

 

今回は、挿絵に描かれているヘビの姿を描きました♪

 

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だからカエルを描けよ!!!(笑)

 

※実際にはナメクジの毒でヘビが死ぬなんてことはないので、よい子はマネしないでね!(笑)

 

かえるもへびをの巻 おしまい

 

※前は他のところでこのブログをやっていたのですが、私には合わなかったのでこちらに引っ越してきました。ここまで過去記事を公開してきましたが、次回から新しい記事を投稿します。

オリジナル公開日:170705

 

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