うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

江戸文学の楽しさを皆さんにお伝えできれば♪

とうふこぞう

あまり更新の間隔が空いてしまうのはよろしくないので、箸休め的な記事でもと。

 

では、ここはイラストブログなので、まずは、私が描いた豆腐小僧の絵をご覧ください♪

 

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豆腐小僧は、江戸時代に流行した妖怪で、今の妖怪辞典とかだと、

 

豆腐小僧の豆腐を食べると全身にカビが生えるとか描かれていますが

 

(実際、私が子供の頃に見た妖怪辞典にもそう書いてありました)、

 

元々は小間使い的な存在で、特に害のない妖怪です。

 

たぶん江戸の豆腐ブームの中で生まれたキャラで、

 

元々はどっかの豆腐屋のマスコットキャラとして作られたのかもしれません。

 

で、私が元にしたのは、天明八(1788)年刊、北尾政美画『夭怪着到牒(ばけものちゃくとうちょう)』に登場する豆腐小僧なのですが、

 

実は豆腐小僧ではなく大頭小僧と描かれています。


でも、どう見てもこの姿は豆腐小僧です。

 

どうやら、豆腐小僧大頭小僧一つ目小僧はこの時代、結構、ごっちゃになっていて、

 

そのあたりは明確に区別する必要なんかなくてファジー(死語)でいいんだと思います。

 

では、せっかくなので、『夭怪着到牒』大頭小僧が出てくるページを読んでみましょう。

 

見越入道の孫の大頭小僧は、雨のしとしと降る夜に、豆腐屋を驚かせて豆腐を一丁せしめてくる。

 

この豆腐小僧はちょっと悪さをしていますが、豆腐を一丁盗む程度です。

 

しかも、この豆腐は豆腐屋の豆腐なので、食べてもカビが生えることはありませんね(笑)

 

なんだか、シチュエーションも雨が降っているので、雨降小僧ともごっちゃになっているみたいですね(笑)

 

今度の箸休め記事は見越入道のことにも触れなきゃいかんですかね。

 

では、最後に、おまけで、雨降小僧一つ目小僧のイラストをどうぞ♪

 

雨降小僧

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安永八(1779)年刊、鳥山石燕画『今昔画図続百鬼』(こんじゃくがずぞくひゃっき)より

 

一つ目小僧

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江戸妖怪カルタより

  

『夭怪着到牒』は東京都立図書館のホームページでご覧になれます♪

詳細 :東京都立図書館デジタルアーカイブ TOKYOアーカイブ

  

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