私は月岡芳年(つきおかよしとし)という、幕末明治の絵師さんが好きで(「絵師さん」って言うな!w)、
先日も芳年の絵をネットで検索していたら、こんなのが目に付きました。
慶應元 (1865)年刊『百器夜行(ひゃっきやぎょう)』というタイトルの浮世絵です。
※勝手に転載するわけには行かないので、下記のリンク先をご覧ください。
あれ?これ、どっかでみたような???
あ、これだ!!!
箒神(ほうきがみ)
如意自在(にょいじざい)
禅釜尚(ぜんふしょう)
鈴彦姫(すずひこひめ)
槍毛長(やりけちょう)
瀬戸大将(せとだいしょう)
幣六(へいろく)
木魚達磨(もくぎょだるま)
長冠(おさこうぶり)
琵琶牧々(びわぼくぼく)
角盥漱(つのはんぞう)
乳鉢坊(にゅうばちぼう)・瓢箪小僧(ひょうたんこぞう)
三味長老(しゃみちょうろう)
※掲載した画像はすべて、国立国会図書館所蔵です。
国会図書館が公開している画像は、著作権が切れているものであれば、こういうところでも使っていいとのことなので、使用させていただきました。
百鬼徒然袋 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション
以上は、鳥山石燕(とりやませきえん)画、天明四(1784)年刊『百器徒然袋(ひゃっきつれづれぶくろ)』に掲載されている絵です。
鳥山石燕は前にも少し登場しましたが、妖怪画で有名な絵師さんです。
同じ「百器」というタイトルといい、芳年がこの画集からセレクトした妖怪を描いているのは一目瞭然です。
まったく同じに描いているわけではないので、違いを探すと楽しいと思います♪
まあ、これは私が発見したというわけではなく、このことは前から知られてることみたいですが(笑)
鳥山石燕も私の好きな絵師さんです。
好きな二人の絵師さんの接点が垣間見えて(だから、「絵師さん」って言うな!w)、なんだかうれしいです♪
ただこれ以上の二人のつながりはよくわかりません。
というかこれまた調べてません(笑)
生きている時期も被ってませんし。
芳年が石燕をリスペクトしていたのか、単に版元の要請で描いたのか?
ただ、芳年も妖怪画を多く描いているので、芳年が石燕をリスペクトしていたと私的には思いたいです!
きっとそうです!w