うきよのおはなし~江戸文学紹介ブログ~

江戸文学に少しでも興味を持つ方が増えれば良いなと。

犬神 山童 しょうけら (『百種怪談妖物双六』その17[終])

今日は双六から犬神山童しょうけらの紹介だよ!

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歌川芳員画『百種怪談妖物双六(むかしばなしばけものすごろく)』安政五[1858]年刊)
国会図書館の画像を利用しています。
国立国会図書館デジタルコレクション - 百種怪談妖物双六 

江州(ごうしう)の狗神(いぬがみ)白児(しろちご)

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一 山をとこ
四 せうけら
六 しつとの怨(をん)ねん
 

こんばんは、北見花芽です♪

犬神は人に取り憑く妖怪です。

も人に取り憑くと言われますが、は同じ犬科なので、犬神憑き狐憑も同じようなものなのでしょうね。

白児とセットで描かれるのは、鳥山石燕画図百鬼夜行からでしょう。

ただ、白児がどんな妖怪なのかはよくわかっていません。

犬神弟子的な妖怪なんですかね?

江州近江国][滋賀県としたのは、近江国犬上郡[いぬがみごおり]という地域があるからでしょう[未読ですが『近江国犬神物語』という作品があるようです]

妙高山(めうかうざん)の山童(やまをとこ)

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二 あかなめ
三 一本あし
四 砂村(すなむら)のおん霊(れう)
五 かつぱ

山童は文字通り、に出る妖怪です。

普通は「やまわらわ」と読みますが、ここでは何故か「やまおとこ」と振り仮名がふってあります。

妙高山には山男の伝承があるようなので、そのあたりをふまえて、山童の姿を使ったものの、振り仮名は「やまおとこ」にしたのでしょうね。

妙高山新潟県妙高市にある日本百名山の一つです。

百怪図巻画図百鬼夜行と同様の姿で描かれていますが、ここではワイルドに鳥を手に持っています。

一つ目小僧傘一本足に続いて、三体目の一つ目ですね(笑)

山童はこのブログでも二回ほど出てきました。
kihiminhamame.hatenablog.com

天窓(ひきまど)の笑辴(せうけら)

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二 たこにう道
三 はらつゞみ
五 河童(かつぱ)
六 きうびの狐(きつね)

元絵は鳥山石燕画図百鬼夜行ですね。

「笑辴」という字があてられていますが、「辴」「笑う」という意味です。

で、「辴」「けら」と読ませているということは、「笑辴」「ケラケラ笑う」ということでしょう。

しょうけらがどんな妖怪かはっきりわかっていませんが[庚申待(こうしんまち)という行事と関係するという説があります]
この双六作者さんは、「天窓からのぞいてケラケラ笑う妖怪」としているようです鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』には「けらけら女」という妖怪が描かれています]

あ、今回で双六妖怪、全部紹介し終わりました!

次回は双六解説リンクをまとめますね!

僕の活躍もついでにまとめてよ!

 

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