うきよのおはなし~江戸文学紹介ブログ~

江戸文学に少しでも興味を持つ方が増えれば良いなと。

貴方は私と契りませんか? ~『浦島太郎』その6~

『浦島太郎』の続きだよ!

竜宮城に到着した浦島太郎さん謎の女性から迫られてるみたいだよ!

本文

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国立国会図書館デジタルコレクション - 御伽草子. 第21冊 (浦嶌太郎)

翻刻

かげにやどり、一がのながれを
くむことも。みなこれたしや
うのえんぞかし。ましてや
はるかのなミちを。はる/\
とをくらせ給ふ事。ひとへ
にたしやうのえんなれバ。何(なに)
かはくるしかるべき。わらは
とふうふのちぎりをも
なし給ひて。おなじ所に
あかしくらし候ハんやと。こま
ごまと
かたりける

[※赤字が前回のくずし字クイズの答えです。]

【現代語表記】

陰に宿り、一河の流れを汲む事も、皆、他生[たしょう]の縁ぞかし。
「一樹の陰一河の流れも他生の縁」ということわざがあります]

ましてや、遥かの波路を、遥々[はるばる]と送らせ給う事、偏[ひとえ]に他生の縁なれば、何(なに)かは苦しかるべき。
[わらわ]と夫婦の契りをなし給いて、同じ所に明かし暮らし候わんや。」
と細々[こまごま]と語りける。

【ざっくり現代語訳】

女性は、)

同じ木の下で雨宿りをしたり、同じ川の水を汲んだりするのも、前世からの因縁と言いますね。

もちろん、私たちが、同じ船の中長い旅路を過ごしたのも、前世からの因縁に間違いないので、ねえ、もう何も心配することなどありませんよね♪

夫婦になって、一緒にずっと暮らしましょうよ♪」

と、情熱的なまなざしで迫るのでした。

【解説】

さあ、女性からプロポーズされてしまった浦島太郎
まあ、船での十日の間に絶対、ムフフな展開あったでしょ(笑)
プロポーズを受け入れてしまうのでしょうか?

とりあえず、「夫婦の契り」って言葉がでてきたので、このを貼れと言う間接的な圧力がありましたので(笑)



間違えた、こっちです(笑)

挿絵

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【解説】

というか、挿絵ではもう結婚しちゃってるし!(笑)
二人の前にあるのは三々九度の盃とかでしょ?
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浦島さん漁師スタイルから立派な服になって、平安貴族のようです♪
烏帽子絶妙なバランスに乗っかっていますね(笑)
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あとは、根結い垂れ髪侍女と、御簾が描かれています。
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次回予告とくずし字クイズ

さてさて、二人は結婚してしまったようですが?
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ヒントっ!
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よかった!ようやくこの場所名前が出てきました♪
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三つ目コーナー

ねえ、ねえ、この女性乙姫様なの?

とりあえず、このお話では最後まで「女房」と呼ばれていて、「乙姫」って言葉は出てこないみたいだよ。

でも、別に「乙姫」って呼ばれなくても何の問題もないよ。

何で?

だって、「乙姫」名前じゃないもん。

えっ~っ!

「乙」って名前お姫様じゃないの???

ねえねえ、「乙女」ってどういう意味

若い女の子、カワイイ女の子♪

じゃあ、「乙姫」ってどういう意味

若いお姫様、カワイイお姫様♪

ハッ!

そう、この場合の「乙」は、「若い・カワイイ」意味する言葉なんだ。

つまり、「乙姫」「若くてカワイイお姫様」を指す言葉であって、名前じゃないんだ。

わかった!

僕の名前「三つ目」だけど、みんながの事を名前じゃなくて「イケメン」と呼ぶのと同じだね!

たとえは悪くないが、イケメンだということは認めたくない

 

 

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