うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

江戸文学の楽しさを皆さんにお伝えできれば♪

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2018-01-01から1年間の記事一覧

化け物は自分の心が生み出すのです ~『亀山人家妖』その18~

『亀山人家妖』の続きだよ!北見花芽には心が無いらしいよ! 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国土産 -…

悪口は全部聞かれていたわけで ~『亀山人家妖』その17~

『亀山人家妖』の続きだよ!あ、岡持さん、元の顔に戻った?! 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国土産…

岡持の大悪口大会の巻  ~『亀山人家妖』その16~

『亀山人家妖』の続きだよ!あれ?岡持さんが僕と同じ髪型に??? 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国…

みんな美女に見えちゃいます♪ ~『亀山人家妖』その15~

『亀山人家妖』の続きだよ!僕も美女に囲まれたいよ! 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国土産 - 国立…

岡持さんはモッテモテ(?) ~『亀山人家妖』その14~

『亀山人家妖』の続きだよ!僕も色男だよね? 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国土産 - 国立国会図書…

大きく見えた体が、今度は小さく見えます ~『亀山人家妖』その13~

『亀山人家妖』の続きだよ!嘘でもいいから僕もモテモテになりたいよ! 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵…

なんだ俺はイケメンだったのか♪ ~『亀山人家妖』その12~

『亀山人家妖』の続きだよ!僕のイケメンライバル出現??? 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国土産 -…

ヘンテコリンに見える遊女たち ~『亀山人家妖』その11~

『亀山人家妖』の続きだよ!岡持さん、留山さんにおだてられて、調子に乗ってきたみたいだよ! 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変…

岡持さんは上機嫌 ~『亀山人家妖』その10~

『亀山人家妖』の続きだよ!いいなあ、僕も一緒に連れてってよ! 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国土…

ドッキリ大成功! ~『亀山人家妖』その9~

『亀山人家妖』の続きだよ!藪の中から出てきたのは? 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国土産 - 国立…

手柄の岡持を置いてけ~! ~『亀山人家妖』その8~

『亀山人家妖』の続きだよ!僕の頭に髪の毛を置いてけ~! 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国土産 - …

置いてけ堀に釣りに行こう! ~『亀山人家妖』その7~

【さっくり現代語訳】は直訳ではなく、古文に馴染みのない方でも読みやすいように、さっくりと現代語に訳したものです。ですので、【原文】はすっとばして、【さっくり現代語訳】と【解説】だけを読んでいただいても全然構いません♪ このブログは江戸文学を…

化かすも化かされるも、皆、人の心に有り ~『亀山人家妖』その6~

『亀山人家妖』の続きだよ!今回で上巻が終わりだよ! 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵本国土産 - 国立…

亀山人の所に亀山の化け物が訪ねて来ました ~『亀山人家妖』その5~

『亀山人家妖』の続きだよ!あ、僕と同じ髪型の人が訪ねてきたみたいだよ♪ 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています…

喜三二が思いついた化け物が出てきたけれども??? ~『亀山人家妖』その4~

『亀山人家妖』の続きだよ!ついに化け物が登場したみたいだけど??? 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。絵…

自分が自分と自分と自分に相談します。 ~『亀山人家妖』その3~

『亀山人家妖』の続きだよ!喜三二さん、妖怪ものなら僕を登場させればいいと思うんだ。 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使…

すぐに書けるって言ってましたよね? ~『亀山人家妖』その2~

『亀山人家妖』の続きだよ!蔦屋さん、僕にも作品の依頼してくれないのかな? 喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用していま…

来年の正月用の作品を書いてくだされ ~『亀山人家妖』その1~

さてさて、今回から詠み始める作品は、喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』(天明7 [1787]年刊)でございます!「おバカ男子の話」トビー(id:kapibara5168) さん、「本所七不思議」 toikimi(id:toikimi) さん…

【再読】『鹿の巻筆』巻3の3「堺町馬の顔見世」

// というわけで、今回は手抜き更新で、以前に取り上げた『鹿の巻筆』巻3の3「堺町馬の顔見世」を読み直してみようと思います。『鹿の巻筆』は、いわゆる小噺(こばなし)や笑い話を集めた本です。作者の鹿野武左衛門は、落語の始祖の一人として数えられた…

シリ尽くし ~『金草鞋』巻3「黒谷光明寺」その2~

『金草鞋』巻3「黒谷光明寺」の続きだよ! 今回は左のページだよ! 【解説】 ふふふ、男色が終わったと思ったらまた男色です(笑) 前回はアメ尽くしでしたが、今回は男色なのでシリ尽くしです。 シリどころかケツも混じってます(笑) 今回も【さっくり現…

アメ尽くし ~『金草鞋』巻3「黒谷光明寺」その1~

次はどの作品を取り上げるか、みなさまからのリクエスト一覧を眺めながらウンウン考えております。 とりあえず、繋ぎとして、こないだも取り上げました『金草鞋』の「黒谷光明寺」のページでも。

『男色比翼鳥』巻6の13 まとめ

『男色比翼鳥』巻6の13のリンクまとめだよ! 『男色比翼鳥』の挿絵は、奥村政信が手がけた挿絵の中でも最高傑作と言われています。

『男色比翼鳥』巻6の13 挿絵解説

『男色比翼鳥』巻6の13の挿絵の解説だよ! 挿絵1 比翼鳥が現れた場面 挿絵2 敵討ちの場面

敵討ち完遂!めでたき五人男(ゴナンショクジャー)! ~『男色比翼鳥』巻6の13 その6~

『男色比翼鳥』、今回で堂々完結だよ! 【解説】 一平次の弟子の多くは都若衆を捜しに出て行ってしまい、残った連中も酔っ払っているので、五人組の方が断然有利というわけです。 この作品は正月に出版されたものなので、鶴亀も出てきて、めでたしめでたし、…

比翼鳥再び! ~『男色比翼鳥』巻6の13 その5~

『男色比翼鳥』巻6の13の続きだよ! 取り上げて欲しい作品やテーマは引き続き募集中だよ! 【解説】 さてさてこの大ピンチに、文殊様の使いで再び現れた比翼鳥。 文殊様は正々堂々と戦うのではなく、不意打ちをご推奨のようです(笑)

おいしそうな都若衆を見つけましたぜ ~『男色比翼鳥』巻6の13 その4~

『男色比翼鳥』巻6の13の続きだよ! 取り上げて欲しい作品やテーマは引き続き募集中だよ! 【さっくり現代語訳】 [濁った心も澄み渡るという隅田川の辺りで暮していましたが、]心は澄むどころか前よりも非道な者になっていました。 それでも二人の敵が…

敵の名は横山団蔵改め栗原安左衛門改め、、、 ~『男色比翼鳥』巻6の13 その3~

『男色比翼鳥』巻6の13の続きだよ! 取り上げて欲しい作品やテーマは引き続き募集中だよ! 【解説】 もう、男色やら女色の事はどっかに行って、すっかり敵討ちモードになってきました!

やっぱり男色が良いです。 ~『男色比翼鳥』巻6の13 その2~

『男色比翼鳥』巻6の13の続きだよ! 【解説】 はい、男色派の奥村と女色派の山田・市川の言い争いは、男色派の奥村の勝利に終わりました!

結成!ゴナンショクジャー! ~『男色比翼鳥』巻6の13 その1~

いよいよ最終章! 『男色比翼鳥』巻6の13を今日から読み始めるよ! 【解説】 やっと、五人が出会いました! 長かった!!!(笑) 内容を忘れた方は、ダイジェストでもいいので、もう一度、巻1を読み直しておいてくださいね♪

ついに語られる、奥村幸手軒の過去! ~『男色比翼鳥』巻6の12末尾~

【さっくり現代語訳】 これほどまでに女色は悪くて、男色は良いものなのです。 これまでお話ししたのは人の身の上話でしたが、この私には悲しい身の上話があります。 私は長崎の生まれで、近くに住む梅村源次郎という少年と深く契りを交わしていました。