うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

江戸文学の楽しさを皆さんにお伝えできれば♪

当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。

ヘッダー画像 その2 夜泣き婆(『蕪村妖怪絵巻』)ほか

当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。

f:id:KihiminHamame:20180107235237j:plain

正解発表♪

①ちょろけん
f:id:KihiminHamame:20180110083503j:plain 

kihiminhamame.hatenablog.com

妖怪ではなく、関西の大道芸のちょろけん『金草鞋』バージョンです♪


②撫座頭(なでざとう)
f:id:KihiminHamame:20180110083538j:plain
撫で座頭 - Wikipedia

百鬼夜行絵巻』(松井文庫)に描かれている妖怪ですが、説明書きがないので、どんな妖怪かは不明です。


③猫また・化け猫
f:id:KihiminHamame:20180110083632j:plain
すいません、これは私が適当に描きました(笑)
本来は手ぬぐいを頭に乗せなきゃいけないんですが、間違えてほっかむりにしてしまいました(笑)
しっぽリボンはご愛嬌です(笑)
しっぽが二つに分かれている理由はよくわからないそうですが、たぶん年を取って毛艶が悪くなってボサボサになったしっぽが、二つに分かれているように見えたんでしょうね。
猫またにならないように、しっぽをちょん切られてしまうもいたとか。。。


④舌出し小僧・一つ目小僧・豆腐小僧f:id:KihiminHamame:20180110083655j:plain
一つ目小僧 - Wikipedia

妖怪カルタに描かれているバージョンです。
豆腐にはおなじみの紅葉マークが描かれてないんですよねえ。
ヘッダー画像にする際に書き加えておきましたが(笑)


⑤菓子壺
f:id:KihiminHamame:20180110083721j:plain
くわしつぼ;カシツボ

『大新板化物飛廻双六』に描かれているのですが、特に伝承はないので、付喪神[つくもがみ]的な創作妖怪のようです。


⑥夜泣き婆
f:id:KihiminHamame:20180110083744j:plainARC古典籍ポータルデータベース 1280画面

与謝蕪村『蕪村妖怪絵巻』に描かれている妖怪です。
せっかくなんで、読んでみましょう♪

【原文】
遠州見附の宿[現在の静岡県磐田市、夜泣き婆。
その家に憂い有らんとする時、此の化け物、門口に来たり、泣きけるとなり。
人、又、その声を聞きて、思はず涙をこぼしけるとぞ。
る事、二・三度に及びて、その家に必ず憂い事有りしと也。

【ざっくり現代語訳】
遠州見附宿夜泣き婆
とある家で不幸がありそうな時、この化け物が門前に来て泣いたという。
家人はその泣き声につられて思わず涙をこぼしてしまったとか。
夜泣き婆は二・三回やってきたそうだが、その家ではその都度、必ず不幸があったという。

【解説】
要するに、夜泣き婆がやって来て泣くと、その家では必ず死人が出るということでしょう。
夜泣き婆がやってくるせいで人が亡くなるのか?
単に夜泣き婆は亡くなるのを予知してやってくるだけなのか?
どちらにしても夜泣き婆には会いたくないですね。。。
見た目はすごくコミカルなんですけどねえ。
それにしても、いわゆるエロ目がこの時代にすでに描かれていたのが驚きです。
 

◆北見花芽のほしい物リストです♪ ご支援よろしくお願いします♪
f:id:KihiminHamame:20171119223122j:plain

いただいた紅茶のレビューはこちら♪

◆オススメ書籍
江戸男色文学を紹介するエッセーなどが掲載されています♪

男色を描く: 西鶴のBLコミカライズとアジアの〈性〉

男色を描く: 西鶴のBLコミカライズとアジアの〈性〉

 


◆北見花芽 こと きひみハマめ のホームページ♪

f:id:KihiminHamame:20171108164138j:plain


はてなIDをお持ちでない方も、拍手で応援していただけたら嬉しいです♪
web拍手 by FC2

 ◆ランキング参加してます♪ ポチしてね♪
にほんブログ村 本ブログ 古典文学へ
にほんブログ村


江戸時代ランキング

◆よろしければ はてなブックマーク もお願いします。憧れのホットエントリー(笑)