『浦島太郎』の続きだよ！
開けちゃいけないと言われると、開けたくなるよね！
本文
国立国会図書館デジタルコレクション - 御伽草子. 第21冊 (浦嶌太郎)
【くずし字クイズの答え】
あひかまへて◆このはこを◆
あけさせ◆たまふな
【原文】
が形見に御覧じ候へ」
とて、左の脇より美《いつく》しき箱を一つ取り出だし、
「相構へて、この箱を開けさせ給ふな」
とて、渡しけり。
【ざっくり現代語訳】
（女房は、）
「これを見て私を思い出してください」
と言って、左の脇から美しい箱を一つ取り出し、
「絶対、この箱は開けてはなりませぬぞ」
と言って渡しました。
【解説】
本文中には「玉手箱」という言葉は出てきませんが、これは正しくいわゆる「玉手箱」なのでしょう！
やっと我々が知っている浦島太郎の話に近づいてきましたね！
あのラストへと向かっているのでしょうが、このあと、まだ、七回も続きます。。。
挿絵
【解説】
浦島さんはポカンとした顔をしていますが［たぶん、本当は悲しんでる顔なんだと思います］、
亀は悲しそうで、
侍女も泣いています。
それにしても、箱、思ったより小さっ！（笑）
相変わらず絶妙なバランスの浦島さんの烏帽子は、しっかり被らず、ちょんまげに引っ掛けているだけなのでしょうか？
次回予告とくずし字クイズ
さあ、意を決して浦島さんは故郷へ帰るようですが、はてさてそこには何が待っているのか？
ヒントっ！
三つ目コーナー
玉手箱の中って、夢とか希望が入ってるのかな？
そんな君の頭の中を見てみたいよ。
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