うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

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めでたし、めでたし♪ ~『大鳥毛庭雀』(『舌切り雀』)その12〈終〉~

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※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して利用しています。
国立国会図書館デジタルコレクション - 大鳥毛庭雀 2巻
※画像はクリックすると拡大します。

本文

翻刻

ぢゝばゝ いよ/\ ふうきの ざいに◆なかく

さ◆かへ◆け◆る◆こそ◆めてた◆けれ

【現代語表記】

爺婆、愈々、富貴の財に長く栄えけるこそ目出度けれ。

【さっくり現代語訳】

盗賊の手からも逃れた爺と婆は、竹筒の力によって、ますますお金持ちになり、末長く幸せに暮らしたのでした。

めでたし、めでたし♪

【解説】

長く栄えたと言っても、ジジとババですからねえ、寿命が(笑)

いや、この時代のジジとババだから、意外と若かったかも! 四十代とかかも!

めでたしで終わったのですが、何か釈然としないのはどうしてでしょうか?

千両箱を積み上げて金持ち自慢してるみたいで感じ悪いし、ジジもババ相悪ままだし(笑)

まあ、上から見守るスズメ真ん丸ロゴマークみたいでカワイイから良しとしましょう♪

現代でも通用するデザインですね♪

、、、そういえば、すっかり存在を忘れていましたが、隣の奥さんって、何のために登場させたんですかね。。。

うーん、おそらく、隣の爺さん婆さんとかが悪さをする系のお話[『花咲か爺さん』とか]要素が、書いてる途中でうっかり混入してしまったのではないかなと。

最後に気になるのは、二人ともホウキのようなもの持ってるので、これからシバキ合いが始まりそうな雰囲気がなきにしもあらず(笑)

次回はいつものようにリンクのまとめを載せて、このシリーズはおしまいです♪

【おまけ】出版目録

ちなみに、左ページは出版目録です。

ごちゃごちゃしてて、入力するのが面倒なので画像を拡大して手書きの文字を見てくださいな(笑)

「絵本 子[ね]の年新版目録」、つまりネズミ年絵本新刊目録というわけです。

作者画家活躍した期間や、この手の本出版されていた期間はだいたい絞れるので、その期間ネズミ年といえば明和五[1768]だと推測できるわけです。

また、この本のオリジナルの題簽だいせん][タイトルが書かれた紙]は失われているのですが、タイトルもこの出版目録から判明するわけです。

正確には『ジジとババが在[あ]ったとさ 大鳥毛庭雀(おおとりげにわすずめ)というタイトルですね。

ちゃんと彫り師の名前まで書かれていますね。

出版者「小間物屋伊兵衛[「○金」が屋号的なもの]「丸屋山本小兵衛[「○山」が屋号的なもので「丸小」が通称的なもの]二名が書かれていますが、扱いの大きさから丸小メインで出版して小間物屋伊兵衛サブ的な役割だったのでしょう。

画家複数名書かれていますが、作家一人しか書かれていないので、この目録に書かれている作品作者は全て丈阿だということがわかります。

複数の画家でこれらの作品分担して描かれたのでしょうね。

なので、本文中に作家の名前は書かれていませんが、画家の名前は本文中にしっかり「富川房信」と書かれていたわけです。

ん?「八十六翁 丈阿」ってあるんで、丈阿さん八十六歳!?

当時としてはかなりのご長寿ですね!

そりゃあ、こんな突っ込み満載な作品でも、責めれませんわ!

そのお歳書けるというだけですごい!(笑)

輪っか山富三郎コーナー

それより、からむの飽きてきたから、そろそろ、君のコーナー最終回でいいかな?

 

 

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