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化け物は自分の心が生み出すのです ~『亀山人家妖』その18~

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『亀山人家妖』続きだよ!

北見花芽には心が無いらしいよ!

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喜三二[平沢常富]作、北尾重政 画『亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)』天明7 [1787]年刊
※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。
絵本国土産 - 国立国会図書館デジタルコレクション
※画像はクリックすると拡大します。

【前回のくずし字クイズの答え】

此所にて家のばけ物を◆御目にかけますと

【原文】

「此所(ここ)にて家の化け物を御目(おめ)に掛けます」

と魂(たましい)を吹き出し、脂(やに)下がりに持ちて曰(いは)く、


「則(すなわ)ち、化け物と申すも、皆心より起こる事にて、心正しき時ハ化け物にも会はず、皆此(こ)の心の迷ひで御座(ござ)る。

然(さ)らば、飛ばぬ内に飲ミ込んで仕舞(しま)いましやう。」

【さっくり現代語訳】

「ここで、タイトルにもした『家の化け物』をお目にかけましょう。」

亀山人は口から[心]吹き出し、得意げに持って言いました。

「つまり、化け物というものは、すべてから生まれるものなのです。

正しいでいれば、化け物に出会うこともないのです。

すべての化け物は、心の迷いが生み出すのです。

それでは、飛んで行ってしまうといけないので、この吹き出し[心]はさっさと飲み込んでしまいますね。」

【解説】

つまりタイトルの「亀山人家妖(きさんじんいえのばけもの)」「亀山人の心が生み出した化け物」という意味でしょうね。
亀山人こと岡持が見た遊女の姿「化け物」ということなんでしょう。
というか、心の話、既に序文で言ってしまってますよね(笑)
kihiminhamame.hatenablog.com

というわけで、次回リンクのまとめと、この作品作者であり主人公でもある岡持こと亀山人こと喜三二について述べて、この作品紹介終わりにしたいと思います。

三つ目コーナー

kanahiro (id:kanahiro9-22_22-8-8) さん
「二つ目く~ん眉毛イイね~(*´▽`*)いやだれもMr.ビーンとは言ってはおらんよMr.ビーンとは(笑) 」

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ミツメー・ビーン(満面の笑み)

   

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