トビー (id:kapibara5168) さんとツイッターでやり取りをしている時に、「オッペケペー節」の話が出てきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"
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「オッペケペー節」は明治時代の流行歌で、川上音二郎が世に広めました。
「オッペケペー節」には色々な歌詞が付けられて歌われていたのですが、その時、話題にしてたのが、この歌詞で、今となってはよく意味がわからないというヾ(๑╹◡╹)ノ"
オッペケペ節集 - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を、適宜改変して使用しています。
明治25年に刊行された『オッペケペ節集』の巻頭に載せられている歌詞なので、よく歌われた歌詞なのでしょう。
活字なのに、所々変体仮名[くずし字]が混じってるのがおもしろいですねヾ(๑╹◡╹)ノ"
「むすめ」の「す」の字も「春」のくずし字だとあとで気づきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"
【翻刻】
〇親《をや》が貧《ひん》すりや緞子《どんす》の蒲團《ふとん》、敷《しい》て娘《むすめ》は玉の輿《こし》
オッペケペ、オッペケペッポー、ペッポーポー
娘《むすめ》の肩掛《かたかけ》立派《りつぱ》だが、とつさん毛布《けつと》を腰《こし》に巻《ま》き、どちらも御客《おきやく》を乗《のせ》たがる、娘《むすめ》の轉《ころ》ぶを見習《みなら》ふて、とつさん轉《ころ》んじや不可《いけ》ないよ、歸《かへ》り車《ぐるま》はかけひきだ、眞個《ほんと》に顚覆《かへ》しちやたまらない、オヤあぶないよ
【さっくり現代語訳】
親が貧乏なので、娘は緞子[高級絹織物]の布団を敷いて金持ちに色を売る。
娘は立派な肩掛けで着飾って客を引くけれど、父親も毛布を腰に巻いて防寒して人力車を引く。
お金を稼ぐために、父親は人力車にお客を乗せたがり、娘は体の上にお客を乗せたがる[性行為を意味する]。
娘が転んでいるからって[「転ぶ」は売春の隠語]、父親も本当に転んでケガをしちゃいけないよ。
お客を目的地まで送り届けた帰りの空いた車や、この後お客を取る予定がない娘に、安く乗ろうと別のお客が値引き交渉してくる。
だけど、そんなことに怒って車や布団を本当にひっくり返しちゃダメだよ。
[値引いてでも乗せた方が得だけど、少しでも値引きを抑えようと渋って、乗らずにお客が本当に帰っちゃったらたまんない]
危ないからね!
[こんな歌を歌ってちゃ、お上に目を付けられて危ないね]
娘が体を売り、ヨボヨボの父親が人力車を引かなきゃ生活できない世の中を皮肉っているのでしょうね。
どのようなメロディーで歌われていたというと、
三つ目コーナー
はい、ここで三つ目コーナー!
僕が再現してあげるよ!
youtu.be
(三つ目のくせに、思いのほかちゃんと歌ってたので困惑)
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