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二十二日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』)

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(自分で勝手に部屋を掃除するホウキ)

 新日本古典籍総合データベース
※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0)
※画像は拡大できます。

【原文】

廿二日朝は、納戸の内より棕櫚帚《ししろはうき》一本、自《おの》づから居間に出し、間の内を細かに掃《は》き回りしと也。
「朝には相應の化け物」も笑ひぬ。
其の夜は、臺所の方にて掛け声する様《やう》に鳴り響きしと也。


【現代語訳】

 七月二十二日の朝は、納戸の中から棕櫚箒《しゅろぼうき》一本、自分で勝手に居間に出て来て、部屋の中を細かく掃き回りました。
 平太郎は、「いかにも朝にふさわしい化け物」と笑いました。
 その夜は、台所の方掛け声のような音響き渡りました。

【解説】

からホウキが独りでに掃除を始めますが、以前唐臼のように本当に掃けていたかどうか疑問ですね。
kihiminhamame.hatenablog.com

今回も全く実害がないので、平太郎余裕の笑いです。

夜の掛け声はこれまた意味不明ですが。

お~でか~けで~すか~?レレレのレーヾ(๑╹◡╹)ノ"
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【三つ目からの挑戦状~くずし字クイズ(前回の答え合わせ)】f:id:KihiminHamame:20211109163338j:plainf:id:KihiminHamame:20211109163341j:plainf:id:KihiminHamame:20211111152909j:plain

【三つ目からの挑戦状~くずし字クイズ(正解は次回発表)】

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