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[9]江戸時代に読まれた一寸法師 ~一寸法師の鬼退治?~

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御伽草子. 第19冊 (一寸法師) - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。

【原文】

 何処《いづく》とも無く、鬼二人 来《きた》りて、一人は打ち出の小槌《こづち》を持ち、今一人が申す様《やう》ハ、
「呑《の》ミて、あの女房《ねうばう》は取り候ハん」
 と申す。
 口より呑ミ候へバ、目の中《うち》より出にけり。
 鬼申す様ハ、
「是《これ》は曲者《くせもの》かな。
 口を塞《ふさ》げば、目より出る」
 一寸法師ハ鬼ゝに呑まれてハ、目より出でゝ、飛び歩《あり》きけれバ、鬼も怖《お》じ慄《おのゝ》きて、
「是ハ只者《たゞもの》ならず。
 只、地獄に乱こそ出來《いでき》たれ。
 只逃げよ」
 と言ふまゝに、

【現代語訳】

 どこからともなく、二人やって来ました。
 一人打ち出の小槌《こづち》を持っており、もう一人が、
「この小さいの丸呑《まるの》みして、あの女連れて行くオニ」
 と言いました。
 そして、一寸法師から丸吞みすると、一寸法師目の中から出てきました。
 は、
「これはやっかいな奴オニ。
 ふさいでも、から出て来るオニ」
 と言いました。
 一寸法師丸呑みされるたびに、から出てきて飛び歩くので、恐ろしくなり、
「こいつはタダモノではないオニ。
 相手にしたら地獄ムチャクチャにされてしまうオニ。
 とにかく逃げるオニ」
 と言いながら、


【解説】

 挿絵見てください、一寸法師子ども位の大きさはあるように見えて、普通にお椀じゃない漕いでるんですが。

 この大きさ一寸法師丸呑みできるは、よほど大きいのでしょうか?

 一寸法師は志高く鬼退治に行ったわけではなく、たまたま漂着したがいただけで、丸呑みしてもから出て来る一寸法師がって、勝手逃げて行ったという。

 蚊の目玉丸呑みにするよヾ(๑╹◡╹)ノ"

 

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