御伽草子. 第19冊 (一寸法師) - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。
【原文】
打ち出の小槌《こづち》、杖、笞《しもつ》、何に至る迄、打ち捨《す》て、極楽浄土の戌亥《いぬゐ》の、如何《いか》にも暗き所へ、漸《やうや》う逃げにけり。
さて、一寸法師《いつすんぼうし》ハ、是《これ》を見て、まづ、打ち出の小槌を濫妨《らんばう》し、
「我/\が背《せい》を大きになれ」
とぞ、どうと打ち候へば、
【現代語訳】
鬼は、打ち出の小槌、杖、ムチなど、何から何まで、ほったらかしにして、このまま地獄に居ると危ないので、極楽浄土のある戌亥《いぬい》[北西]の方角の、なんとか鬼でも居られそうな暗い場所へ、やっとのことで逃げて行きました。
さて、一寸法師は、鬼が置いて行った物を見て、まず、打ち出の小槌を奪い取り、
「ワイの背を大きくしなはれ」
と言って、ドカンと振り下ろしました。
【解説】
挿絵をご覧ください、鬼さん、この大きさの一寸法師を丸呑みしたんですかっ!
この大きさのが目から出てきたら、痛いどころではありませんよね、そりゃあ逃げますヾ(๑╹◡╹)ノ"
一寸法師、ちゃんと針の刀も振り上げて威嚇していますね。
打ち出の小槌を手に入れて振った一寸法師、いよいよ大きくなります!
僕も小槌で頭を叩いたら、タンコブの分だけ背が伸びたよヾ(๑╹◡╹)ノ"
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