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[11]江戸時代に読まれた一寸法師 ~一寸法師、打出小槌を振りまくる~

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御伽草子. 第19冊 (一寸法師) - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。

【原文】

 程無《ほどな》く背《せい》大きになり、さて、此の程疲れに臨《のぞ》みたる事なれば、先づ/\飯《めし》を打ち出だし、如何にも旨さうなる飯、何処《いづく》とも無く出でにけり。
 不思議なる仕合ハせとなりにけり。
 其の後《ゝち》、金《こがね》銀《しろがね》打ち出だし、姫君共に都へ上り、五条辺りに宿を取り、十日 計《バか》り有りけるが、


【現代語訳】

 すぐに、一寸法師高くなりました。
「ほいじゃ、色々あってすっかり疲れてしもうたから、メシを出しなはれ」
 と小槌振ると、どこからともなく、いかにも美味しそうな食事が出てきました。
 こうして一寸法師は、不思議な巡り合わせで幸運を手に入れたのでした。
 それから、小槌を振って金銀を出し、姫君と一緒にに上りました。
 五条あたり宿を借り、十日ほど経ちました。 

【解説】

 一寸法師は、打ち出の小槌で、高くしただけでは満足せず、ごちそうを出して食べ、さらにお金まで出します。
 打ち出の小槌って何回でも使えるのですねヾ(๑╹◡╹)ノ"
 挿絵を見ると、姫君を指したりして楽しそうです。
 というか、一寸法師裸足なので、まずは履物を出した方が。
 悪い風治まったのか、あっさりとにも戻れたようです。
 そして、五条あたりの宿で、姫君イチャついたのでしょうヾ(๑╹◡╹)ノ"
 物欲食欲性欲様々な欲を次々と叶えて行く一寸法師、うらやま。。。

 僕は打ち出の小槌を振って、蚊の目玉いっぱい出したいなヾ(๑╹◡╹)ノ"

 

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