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[12完]水戸黄門、八幡の藪知らずへ!~江戸時代に書かれた水戸黄門漫遊記~

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 この話を取り上げる際、今回使用した写本以外にも、ほかの『義公黄門仁徳録』の写本をいくつか見たのですが、どれも今回紹介した写本ほぼ同じ文章でした。

 ただ、今回使用した写本は、ほかの写本と比べて誤字多かったですが(笑)

こういうブログ等使用できる写本には制限があるので、誤字が多い写本使わざるをえなかったのですよヾ(๑╹◡╹)ノ"

 ところが、明治時代水戸黄門仁徳録』というタイトルに改めて出版されたものは、今回紹介した写本内容はほぼ同じなのですが、別系統の写本使用したのか、出版の際に書き直したのか、今回紹介した写本に比べて、文章がだいぶ分かりやすくなっています。

 実は、明治時代水戸黄門仁徳録』では、老人のセリフ死骸について述べられているのです。

 その個所を読んで、このお話完結ということにしましょう。


国立国会図書館デジタルコレクション

 【現代語訳】

黄門よ、そんなに気性荒くなさるな。
 最初からお前ここ来ることは、とっくに知っておった。
 そもそも、ここは人間の世界ではない。
 かといって、中有《ちゅうう》[死んでから次の生を受けるまでの間]というわけでもない。
 しかし、なかなか人間簡単来れるようなところではない。
 それに、この死骸事情は皆、神の仕業であって、普通の人間には到底理解できることではない。
 ああ、お前天下の賢人[徳のある人]である。
 とはいえども、その得意になって示してしまうと、賢人ではなくなり、ただの傲慢《ごうまん》な心の人になってしまう。
 傲慢な心神々嫌うことである。
 よくよく、慎重行動なさい。
 ワシ人々の善悪報告するで、ここ自分の住む地である。
 毎日のように天に上る事、八百六十三回で、ここは危害を与える魔所ではない。
 それでもワシ怪しい思うのなら、たとえ天下の副将軍であろうとも、すぐさまワシの力をはっきりと思い知らせてやる。
 早くこの場所立ち去るのだ」

 「我ハ人の善悪を天に訴ふるのにして」とあるように、やっぱり老人も神のようです。

 そして、肝心の死骸の件は、「全て神の仕業で、一般人に言っても分かるはずないわ」と、説明してくれませんでした(笑)

 まあ、おそらく天罰によって命を奪われた人々なんでしょうけど、要はのみぞ知る」ということでしょうねヾ(๑╹◡╹)ノ"

  え?の毛が散る?」ヾ(๑╹◡╹)ノ"

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