お七は吉三郎の寝室に忍び込むことに成功し、ようやく二人は結ばれるのでした。




『好色五人女』巻四「恋草からげし八百屋物語」[貞享三(1686)年刊、井原西鶴作]
好色五人女 5巻 [4] - 国立国会図書館デジタルコレクション
【原文】【現代語訳】
「恨めしや、今寐《いまね》温《ぬく》もる間《ま》も無く、飽かぬハ別《わか》れ、世界《せかい》は廣《ひろ》し、昼《ひる》を夜《よる》の國もがな」
「恨めしいですわ、今寝たばかりで、温まってもいないのに、名残惜しくも別れなければならないなんて。
世界は広いんだから、昼を夜にする国があればいいのに」
と俄《にハか》に願ひとても、叶《かな》はぬ心を悩ませしに、母《はゝ》の親《をや》、「是《これ》ハ」と尋ね来て、引つ立て行《ゆ》かれし。
と、お七は咄嗟《とっさ》に願ってみたものの、叶うわけはないので、心を悩ませていると、お七の母親が探しに来て、「あらまあ」と、お七を引っ立てて行きました。
思へば昔男《むかしおとこ》の鬼一口《おにひとくち》の雨《あめ》の夜《よ》の心地して、吉三郎 呆《あき》れ果《は》てて悲しかりき。
吉三郎は、まるで、昔男(在原業平)が、雨夜に連れ出した女を、鬼に一口で食べられた時のような気持ちになり[『伊勢物語』より]、悲しさのあまり呆然とするのでした。
新発意《しんぼち》は宵《よひ》の事を忘れず、
「今《いま》の三色《みいろ》の物を賜《たま》ハらずバ、今夜《こんや》の有様告げん」
と言ふ。
新発意(小坊主)は夜の事を忘れておらず、
「さきほど約束した三品をいただけなかったら、今夜の出来事を長老様(住職)に言い付けます」
と言いました。
母親《はゝをや》立《た》ち帰《かへ》りて、
「何事か知らね共、お七が約束《やくそく》せし物ハ、我《われ》が請《う》けに立つ」
と、言ひ捨《す》て帰《かへ》られし。
お七の母親は引き返して、
「なんのことか分からないけれど、お七が約束した物は、私が責任持って渡すから」
と、言い捨てて帰りました。
悪戯《いたづら》なる娘《むすめ》持ちたる母なれバ、大方《おほかた》なる事ハ、聞《き》かでも合点《がてん》して、お七よりハ猶《なを》心を付けて、明《あ》けの日早く、其の玩《もてあそ》びの品/゛\。調《とゝのへ》て贈り給ひけるとや。
ふしだらな娘を持った母親なので、たいていの事は、皆まで聞かなくても分かります。
お七の母親は、明けた日に早々と、そのおもちゃなどの品々を、お七が約束したより気を使って多く用意し、新発意に贈られたとのことです。
【解説】
お七の母親の行動を見ると、お七さん、たぶん、こういうこと、常習犯っぽいですよね。
とにかく、新発意(小坊主)は、約束した物をもらえて、良かった良かったw
ここで、この章は終わり、次章「雪の夜の情宿」に続きます。
左ページに挿絵があるのですが、次の章の内容がフライングで載っているので、該当箇所の時に、改めてこの挿絵は取り上げます。
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