2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
玉水物語 2巻 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ※この記事では、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの画像を、適宜改変して使用しています。 【原文】 扨《さて》、御内参りに紛れに車に乗る由にて、何方《いづち》ともなく失せにけり。 殿にハ「内に御…
玉水物語 2巻 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ※この記事では、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの画像を、適宜改変して使用しています。 【原文】放ちたらん時、明[開]けさせ給へ」 と申せバ、打ち泣き給ひて、「何時《いつ》迄も侍らハんとこそ…
玉水物語 2巻 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ※この記事では、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの画像を、適宜改変して使用しています。 【翻刻】ざりつるこそ不思議なれ」と思ひ巡らして、「風邪の心地」とて我が住む局《つぼね》に閉じ籠《こも》…
玉水物語 2巻 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ※この記事では、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの画像を、適宜改変して使用しています。 【原文】御所へぞ帰りける。 既《すで》に霜月に成りぬれば、御内参りの御儀式、目も驚く斗《ばか》り也。 女…
玉水物語 2巻 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ※この記事では、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの画像を、適宜改変して使用しています。 【原文】入るべからず。 上飯王[浄飯王]《じやうぼんわう》の王子 悉達太子《しつだたいし》と申せしも、王…