うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

江戸文学の楽しさを皆さんにお伝えできれば♪

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2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

⑭井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

捨てた金銀がひとかたまりになって、空中に飛び上がりました。 この勢いに引っ張られて、世界中の金銀までも一緒に集まって来て、萬々の金蔵目指して飛んでくるのでした。

⑬井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

萬々は腰が抜けたので、 「これはラッキー♪ 本格的に治療をするために金を使おう」 と思いましたが、思いのほかにケロっと治ってしまったので、 「もはや、私の運もこれで尽きた」 と観念しました。

⑫井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

萬々は、翌日の早朝から、金に物を言わせて土地を買い、人夫を集め、たくさんの松を掘らせました。

⑪井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

この頃、大雨が降り続き、川も増水して渡れなくなったので、萬々は、しばらく旅館に留まりました。

➉井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

旅行の途中で鎌倉の江の島に寄り、漁師に揃いの浴衣まで作って地引き網をさせ、たくさんお金を使ったのですが、、、

⑨井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

まんまと泥棒が入ったまでは良かったのですが、お金が多すぎて、もたもたしている内に夜が明けて萬々夫婦も帰ってきてしまい、、、

⑧井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

萬々は、博奕で儲けて失敗したのに懲りず、次は富くじに手を出しますが、、、

⑦井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

萬々は、バクチを打つと身が滅ぶという事を聞いて、たくさんばくち打ちを集めて、賭場を開きました。

⑥井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

萬々が駕籠を降りたら、萬々の前に乗った人が忘れて行った財布を持って、駕籠屋が追いかけてきます。

⑤井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

遊女屋でお金を使い果たすことができそうだと思った萬々ですが、あまりにも景気よくお金を使ってしまったので、逆に何か危ない事をして手に入れたお金だと疑われてしまいます。

④井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

時代劇で、悪代官にワイロを送る越後屋が、 「山吹色のお菓子でございます」 などと言うシーンがありますが、実際に小判の事を隠語で山吹色と言っていたんですねヾ(๑╹◡╹)ノ"

③井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

【現代語訳】 萬々は、貧乏神を信仰したご利益がないので、色々と考えて、 「誰にでもやたらめったにお金を貸して、みんなに踏み倒させれば、金が減って金蔵の中も広くなるだろう」と、

②井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

この作品の主人公の萬々先生は大金持ちで、「何不自由なく暮らせるのが嫌になった」って

①井上ひさしが影響を受けた江戸時代の本 ~唐来参和『莫切自根金生木』~

作家の井上ひさしさんが影響を受けた本の一つとして、『莫切自根金生木』という作品をあげていました。

人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その6[完] 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~

さてさて、前回、 「江戸の男はどうして顔が板から離れなくなってしまったのでしょうか?」 というご質問を皆さんにしました。