『浦島太郎』の続きだよ!
僕も歌を詠もうかな。
挿絵
国立国会図書館デジタルコレクション - 御伽草子. 第21冊 (浦嶌太郎)
【解説】
相変わらず絶妙なバランスの烏帽子(笑)
なんか浦島さんの顔、最初に比べてどんどんマヌケになっていってませんか???
玉手箱も少し大きくなってるような???
塚の上には、石塔は見当たりませんが、鳥居と祠がありますね。
浦島のお墓、両親だけじゃなくて、当然、浦島さんも死んだことになって葬られているのでしょうね。。。
いや、これ、ひょっとしたら、浦島の一族の墓というより、釣りに行ったまま帰ってこなかった太郎さんを、神として祭ったんじゃなかろうか。。。
当時、遭難して帰ってこなかった人や、遠い島に遭難したものの何とか帰ってきた人とか、実際にいたでしょうね。
そういう人たちの事が語り継がれるうちに、浦島太郎のお話として成立したのでしょうね。
全国各地に浦島伝説があるのもうなずけます。
本文
【くずし字クイズの答え】
かりそめに◆出にし◆
あとを◆きてみれば◆
とらふすのべと◆
なるそ◆かなしき
【原文】
太郎は泣く/\、草《くさ》深く、露《つゆ》茂き野辺を分け、古き塚に参り、涙を流し、かくなん。
「仮初《かりそめ》に
出《いで》にし跡を
来て見れば
虎伏す野辺と
なるぞ悲しき」
さて、浦島太郎ハ、一本《ひともと》の松の木陰に立ち
【ざっくり現代語訳】
浦島太郎は、泣きながら、露がたっぷりついた草ボウボウの野原をかき分けて、古い塚にお参りをし、次のように詠みました。
「ちょっとのつもりで旅に出て~
帰ってきてみりゃ荒れ野原~
悲しいったらありゃしねえ~」
[少しだけのつもりで船旅に出ましたが、帰って来て見たら、虎でも出そうな荒れた野原になっていたので、悲しいことこの上ないです]
さて、浦島太郎は、一本の松の木陰に~~~
【解説】
自分自身の墓にお参りした浦島さん。
この時点で、浦島さんは自身の「生」に区切りをつけてしまったのかもしれません。。。
そして、
次回予告とくずし字クイズ
ついに、開けてしまったようです!
ヒントっ!
三つ目コーナー
見つめられ
三つ目見つめて
見つめつつ
見つめまいとて
三つ目イケメン
君は和歌のことを分かってないね。
◆北見花芽のほしい物リストです♪ ご支援よろしくお願いします♪
いただいたぺんてる筆のレビューはこちら♪ NEW!
◆オススメ書籍 私もちょっとだけ書いてます♪
西鶴作品が現代語でわかりやすく読めます♪
江戸の男色文学を紹介するエッセーなどが掲載されています♪
◆北見花芽 こと きひみハマめ のホームページ♪
◆はてなIDをお持ちでない方も、拍手で応援していただけたら嬉しいです♪
(コメントもできます)
◆ランキング参加してます♪ ポチしてね♪
◆よろしければ はてなブックマーク もお願いします。憧れのホットエントリー(笑)