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あれに見えるは浦島の墓。。。 ~『浦島太郎』その15~

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『浦島太郎』の続きだよ!

を詠もうかな。

挿絵

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国立国会図書館デジタルコレクション - 御伽草子. 第21冊 (浦嶌太郎)

【解説】

相変わらず絶妙なバランスの烏帽子(笑)
なんか浦島さん、最初に比べてどんどんマヌケになっていってませんか???
玉手箱も少し大きくなってるような???
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の上には、石塔は見当たりませんが、鳥居がありますね。
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浦島のお墓両親だけじゃなくて、当然、浦島さんも死んだことになって葬られているのでしょうね。。。

いや、これ、ひょっとしたら、浦島の一族の墓というより釣りに行ったまま帰ってこなかった太郎さんを、として祭ったんじゃなかろうか。。。

当時、遭難して帰ってこなかった人や、遠い島に遭難したものの何とか帰ってきた人とか、実際にいたでしょうね。

そういうたちの事が語り継がれるうちに、浦島太郎お話として成立したのでしょうね。

全国各地浦島伝説があるのもうなずけます。

本文

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【くずし字クイズの答え】

かりそめに◆出にし◆
あとを◆きてみれば◆
とらふすのべと◆
なるそ◆かなしき


【原文】

 太郎は泣く/\、草《くさ》深く、露《つゆ》茂き野辺を分け、古き塚に参り、涙を流し、かくなん。
「仮初《かりそめ》に
 出《いで》にし跡を
 来て見れば
 虎伏す野辺と
 なるぞ悲しき」
 さて、浦島太郎ハ、一本《ひともと》の松の木陰に立ち

【ざっくり現代語訳】

 浦島太郎は、泣きながら、露がたっぷりついた草ボウボウの野原をかき分けて、古い塚にお参りをし、次のように詠みました。

「ちょっとのつもりで旅に出て~
 帰ってきてみりゃ荒れ野原~
 悲しいったらありゃしねえ~」
[少しだけのつもりで船旅に出ましたが、帰って来て見たら、虎でも出そうな荒れた野原になっていたので、悲しいことこの上ないです]

 さて、浦島太郎は、一本のの木陰に~~~

【解説】

自分自身の墓にお参りした浦島さん
この時点で、浦島さんは自身の「生」区切りをつけてしまったのかもしれません。。。

そして、

次回予告とくずし字クイズ

ついに、開けてしまったようです!
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ヒントっ!
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見つめられ
三つ目見つめて
見つめつつ
見つめまいとて
三つ目イケメン

君は和歌のことを分かってないね。

 

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