うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

江戸文学の楽しさを皆さんにお伝えできれば♪

箱の中身は何じゃらほい? ~『浦島太郎』その16~

『浦島太郎』の続きだよ!

玉手箱の中には何が入ってるんだろ???

本文

f:id:KihiminHamame:20180603201932j:plainf:id:KihiminHamame:20180603201943j:plainf:id:KihiminHamame:20180603201948j:plain
国立国会図書館デジタルコレクション - 御伽草子. 第21冊 (浦嶌太郎)

翻刻

より。あきれはてゝぞゐ
たりける。太郎おもふやう。
かめがあたへしかたミの箱(はこ)
あひかまへてあけさせた
まふなといひけれ共。いまハ
何かせん。あけてみばやと
おもひ。みるこそくやしかり
けれ。此はこをあけてみれバ。
中よりむらさきの雲(くも)三
すぢのぼりけり。是(これ)をミれハ
二十四五のよハひも。たちまちにかハりはてに
ける

[※赤字が前回のくずし字クイズの答えです。]

【現代語表記】

寄り、呆れ果ててぞ居たりける。
太郎思う様、
「亀が与えし形見の箱(はこ)、「相構えて開けさせ給うな」と言いけれども、今は何かせん。
開けて見ばや。」
と思い、見るこそ悔しかりけれ。
この箱を開けて見れば、中より紫の雲(くも)三筋昇りけり。
是(これ)を見れば、二十四・五の齢[よわい]も忽ち[たちまち]に変わり果てにける。

【ざっくり現代語訳】

寄り掛かり、ボーっとするしかありませんでした。

浦島太郎は、

がくれた形見の箱、「絶対に開けてはいけませぬ」と言ったけれども、こうなってしまったからには、もう、どうでもいいや! 開けて見てやれ!」

と思い、このを開けて見ました。

が、やっぱ、見るんじゃなかったね!

中から紫の雲が三筋昇り、これを見た途端、二十四・五歳に見えた浦島太郎の姿が、変わり果てて老人になってしまったのでした。

【解説】

あああ、とうとう開けちゃいました!

でも、我々が知っている浦島太郎のお話と同じなので、ちょっとホッとするような。。。

それにしても、七百年生きたのに、体感三年って悲しすぎますね。。。

本当だったら過ごせたはずの数十年が一気にパーになってしまったのですから。。。

それにしても、浦島さん、あんなに愛したはずの女性の事を、もう「亀」呼ばわりですか(笑)

挿絵

f:id:KihiminHamame:20180603203140j:plain

【解説】

玉手箱が更に大きくなっているような気がしますが、単なる作画崩壊だと思います(笑)

最後まで、浦島さん烏帽子絶妙なバランスのままでした(笑)

f:id:KihiminHamame:20180603203226j:plain

次回予告とくずし字クイズ

え?浦島さんメタモルフォーゼ???

f:id:KihiminHamame:20180603203331j:plain

今回は、ヒント無しで行きましょう!

三つ目コーナー

次回は玉手箱も明かされるから、乞うご期待です!

夢や希望じゃないことは分かった。。。

そうやって大人になっていくんだよ。

 

 

◆北見花芽のほしい物リストです♪ ご支援よろしくお願いします♪

f:id:KihiminHamame:20171119223122j:plain
いただいた紅茶のレビューはこちら♪

いただいた桂花陳酒のレビューはこちら♪

 いただいたぺんてる筆のレビューはこちら♪ NEW!

 

◆オススメ書籍 私もちょっとだけ書いてます♪

西鶴作品が現代語でわかりやすく読めます♪ 

気楽に江戸奇談! RE:STORY 井原西鶴

気楽に江戸奇談! RE:STORY 井原西鶴

 

江戸の男色文学を紹介するエッセーなどが掲載されています♪

男色を描く: 西鶴のBLコミカライズとアジアの〈性〉

男色を描く: 西鶴のBLコミカライズとアジアの〈性〉

 

 

◆北見花芽 こと きひみハマめ のホームページ♪

f:id:KihiminHamame:20171108164138j:plain

 

はてなIDをお持ちでない方も、拍手で応援していただけたら嬉しいです♪
(コメントもできます)

web拍手 by FC2

 ◆ランキング参加してます♪ ポチしてね♪

にほんブログ村 本ブログ 古典文学へ
にほんブログ村


江戸時代ランキング

◆よろしければ はてなブックマーク もお願いします。憧れのホットエントリー(笑)