うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

江戸文学の楽しさを皆さんにお伝えできれば♪

故郷に帰ってきたものの??? ~『浦島太郎』その13~

『浦島太郎』の続きだよ!

船酔いするから長い船旅無理だよ!

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国立国会図書館デジタルコレクション - 御伽草子. 第21冊 (浦嶌太郎)

翻刻

こしかた行ゑのこと
共思ひつゞけて。はるか
のなミぢをかへるとて。
うらしま太郎なん
かりそめに◆ちきりし◆
人のおもかげを◆ワすれも◆
やらぬミを◆いかゞせん
さてうらしまハ。ふるさとへ
帰(かへ)りみてあれバ。じんせき
たえはてゝ。とらふす野(の)

辺となりにけり。うら
しまこれをミて。こはいか
なることやらんと思ひ。有
かたハらをミれバ。しはのい
ほりのありけるに。た
ち物いはんといひけれバ。内(うち)
より八十ばかりのおきな
いであひ。たれにてわた
り候ぞと申せハ。うらしま
申けるは。此所にうら
しまのゆくゑハ候ハぬかと
いひければ。おきな申や
う。いか成人にて候へバ。うら

[※赤字が前回のくずし字クイズの答えです。]

【現代語表記】

越し方、行く末の事共思い続けて、遥かの波路を帰るとて、浦島太郎なん、
「仮初[かりそめ]
 契りし人の
 面影を
 忘れもやらぬ
 身を如何[いかが]せん」
さて、浦島は、故郷へ帰(かえ)りて見てあれば、人跡絶え果てて、虎伏す野(の)辺となりにけり。[「鯨寄る浦、虎伏す野辺」ということわざがあります]
浦島これを見て、「こは如何[いか]なる事やらん。」と思い、ある傍らを見れば、柴の庵の在りけるに、立ち、「物言わん」と言いければ、内(うち)より八十ばかりの翁[おきな]出で会い。「誰にて渡り候ぞ。」と申せば、浦島申しけるは、「この所に浦島の行方は候わぬか。」と言いければ、翁申す様、
「如何なる人にて候えば、浦

【ざっくり現代語訳】

忘れもしないこれまでの事、これから先の事などを考えながら、長い船旅で故郷に帰る思いを、浦島太郎にしました。

「ほんのちょっとチョチョメしただけなのに~
 アイツの事が忘れられねえなんて~
 オイラはどうしようもねえな~」
[ほんの一時契りを交わしただけの人の面影を、忘れることが出来ない私は、どうしようもないですね]

さて、浦島は無事に故郷に帰り着いたのですが、どういうわけか人が住んでいる気配がなく、まるで虎でも出そうな荒れ果てた野原になっていました。

浦島はこの様子を見て、「どういうこと?」と思い、キョロキョロあたりを見回すと、柴の屋根の粗末な家がポツンと一軒だけありました。

浦島はその家の前に立ち、「ごめんくさい。」と言うと、中から八十歳くらいの爺さんが出てきました。

爺さんが「どちら様ですか?」と聞くので、浦島は、「ここに住んでいた浦島の行方をご存知ないですか?」と尋ねました。

爺さんは、「~~~

【解説】

浦島さん女房亀さんだと分かっても好きなままなんですねえ♪

それより、よく浦島故郷までの船路が分かったものです。

だって行きはの案内でしたもんね。

浦島さん、すごく記憶力が良い方なのかしらん?

この調子ならもう一度竜宮城に行けそうなものですが、まあ、そうはイカのキン(以下自粛)

尚、船旅の様子は、行きと同様、一切無しです!(笑)

さあ、故郷に帰ったら、様子が一変していたのは、我々が知っている浦島太郎と同じですが、この先も予想通りの展開になるのでしょうか?

次回予告とくずし字クイズ

え?そんなにも時間が経ってたんすか!?
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ヒントっ!
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三つ目コーナー

この後、浦島さんは、悲惨な目に遭っちゃうの?

安心して、先に教えとくけど、この『浦島太郎』最後「めでたかりけるためしなり。」って言葉で終わるからね!

え?めでたかり???目が出たがるの???

おう、お前の後頭部を殴ったら目が飛び出るかもな、やってみるか?

 

 

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