うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

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江戸時代の金太郎の絵本 その8

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金太郎 - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。

翻刻

このをりからミなもとのらいくハう
あそん四天わうのめん/\をめし
ぐしにんこくへげかうのミぎりこの
ありさまをミたまひぼんにん
ならぬを⏎しり⏎給ひ
はゝを⏎よび⏎いだし
しよもうありけれバはゝハ
よろこびたねんのしんぐハん
かなひしとおんれいまうし
くハいどうまるを
きやうくんしちうぎ
をつくしつかへよと
いひふくめもはや
うきよにのぞミなし
らいくハうあそん
を見⏎おくり⏎たて⏎ま⏎つ⏎り
やままた⏎山にこがくれ
てゆくへも⏎しらずなり⏎にけり

「もはや⏎たい⏎めん⏎これか⏎ぎり
ずいぶん⏎たつ⏎しやで⏎さらバ⏎/\

「はゝびと⏎いづくへゆき⏎給ふいま⏎いち⏎ど
おん⏎かほ⏎見せ⏎て⏎たま⏎ひ⏎のふ⏎/\

【現代語表記】

この折から源頼光朝臣《みなもとのらいこうあそん》、四天王の面々を召し具し、任国へ下向の砌《みぎり》、この有様を見給い、凡人ならぬを知り給い、母を呼び出だし所望有りければ、母は喜び、「多年の心願叶いし」と御礼申し、快童丸[金太郎]を教訓し、「忠義を尽し仕えよ」と言い含め、「最早浮世に望みなし」、頼光朝臣を見送り奉り、山また山に木隠れて行方も知らずなりにけり。

[母]「最早対面これ限り、随分達者でさらばさらば」

[金太郎]「母人何処へ行き給う、今一度御顔見せて給い、のうのう」

【現代語訳】

この頃、源頼光朝臣《みなもとのらいこうあそん》は、家来四天王メンバースカウトしながら、国司として任命されたに向かっていました。
そして、金太郎イノシシをあっさり倒す姿を見て、ただ者ではないとお見抜きになりました。
金太郎の母を呼び寄せ、「金太郎を貰い受けたい」と言うと、金太郎の母は喜び、「長年、心で願っていたことが叶いました」と頼光朝臣にお礼を申し上げました。
金太郎の母金太郎に「頼光朝臣忠義を尽くして、しっかりお仕えしなさい」とよく分かるように言って聞かせました。
そして、金太郎の母は「もはやこの世未練はない」と頼光朝臣を見送り申し上げると、山から山に身を隠し、行方知れずになりました。

金太郎の母「もうお前の顔を見るのはこれが最後じゃ、くれぐれも元気でな、さらばさらば!」

金太郎お母さま、どこへ行かれるのです、もう一度だけでもお顔を見せてくだされ、ねえねえ!」

【解説】

母親人里を離れて金太郎を育てていたのは、誰にも目を付けられずに、金太郎頼光の家来にするためだったというわけです。

を突いてに乗っている様子を見ると、母親人間じゃないかもしれませんよね、仙女っぽいです。

頼光任国への道中山道を通っていたんでしょうね、たぶん偶然じゃなくて全て金太郎の母仕組まれていたような気がします。

あまりにもあっさりと金太郎の前から姿を消しますが、人間じゃないとしたら、どこかからか金太郎見守っていることでしょうねヾ(๑╹◡╹)ノ"

次回最終回ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

三つ目コーナー

ねえ、ねえ、って北見花芽の家来なの?ヾ(๑╹◡╹)ノ"

ううん、赤の他人ヾ(๑╹◡╹)ノ"

  

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