金太郎 - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。
【原文】
快童丸[金太郎]ハ坂田金時《さかたのきんとき》と名乗り、頼光《らいくハう》の四天王《してんわう》となり、忠義を尽し、有名を顕《あらハ》し、末世にその名を伝へけるこそ目出度し/\/\/\/\。
忠孝《ちうこう》の 道《みち》を違《たが》へず 歩びなバ 宝の山ハ 目《め》の前にこそ
【現代語訳】
金太郎は坂田金時《さかたのきんとき》と名を改め、頼光四天王《らいこうしてんのう》の一人となって源頼光朝臣に忠義を尽くし、その功績によって有名人となり、後の世までもその名が語り伝えられているのです。
めでたし、めでたし。
主君への忠義と親への孝行の道を守って外れずに、しっかりと人生を歩んで行けば、宝の山はあなたの目の前に現れるのです。
【解説】
桃太郎にしろ金太郎にしろ、こんなに強いのに、何で自分で天下を取らず偉い人の家来になったりする結末なのでしょうか?
それは、江戸時代には将軍という天下人がいるので、たとえお話といえども、将軍を差し置いて主人公が天下を取るわけにはいかなかったからでしょう。
最後の二行が紙を貼って修正されています。
修正後は「宝《たから》」が平仮名の「たから」、「目」に「目《め》」と振り仮名が付けられ、「やま」が漢字の「山」、最後の行が少し下に下げられています。
ほんのわずかな違いですが、子どもの絵本でも、こだわって作られていたんですねえ。
三つ目コーナー
花芽四天王は、三つ目と
一つ目と、
輪香奈だよねヾ(๑╹◡╹)ノ"
一つ目と輪香奈の存在忘れてたよヾ(๑╹◡╹)ノ"
いや、ここは四天王なのに三人かいっ!って突っ込んでよ!
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