うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

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8-赤本再興〇花咲き爺(花咲かじいさん) ~江戸時代の絵本~

 

 


『赤本再興《あかほんさいこう》〇花咲き爺《じじ》』[式亭三馬補綴、歌川国丸画、文化九(一八一二)年刊]
※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。
赤本花さき爺 - 国立国会図書館デジタルコレクション
花咲ぢゝ 3巻 鰻谷劇場条書 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション

【原文】

①慳貪爺《けんどんぢゞ》ハ、又/\羨《うらや》ましく思ひ、正直爺《しやうぢきぢゞ》が方へ来たりて、彼の臼を借り受け、一臼《ひとうす》搗《つ》き掛けんとする時、髑髏《しやれかうべ》幾《いく》らと無く現れ出、蝮《まむし》・日計《ひばかり》等《など》の蛇、纏《まと》ひ付きて、夫婦の者を苦しめける。

②「親爺殿《おやぢどの》、是ハまあ、何《なん》たる事で御座る。天骨《てんこち》も無い、うざ/゛\、しや/\、のう、恐ろしいあの形ハいの」

③「是は堪《たま》らぬ、許せ/\」

④慳貪爺、大きに怒《いか》りて、彼の臼を微塵《ミぢん》に打ち砕き、釜の下へ打《う》ち焼《く》べけり。

⑤「本に/\、またしても、けち忌《いま》/\しい。粉/゛\に打《ぶ》ち砕いて仕舞《しま》ふが良い」

⑥「余《あんま》り腹が立つ。此奴《こいつ》が/\」

【現代語訳】

①慳貪じじは、またまた羨《うらや》ましく思い、正直じじの家に行って、例の臼借りてきました。
 そして、ひとつきしようとすると、シャレコウベ[頭蓋骨]が数えきれないくらいでてきて、マムシヒバカリなどのまとわりついてきて、慳貪夫婦苦しめました。

②慳貪ばばおやじ殿、これはまあ、どういうことでござる! うじゃうじゃと、とてつもなく恐ろしい形のものがでてきますぞ!」

③慳貪じじ「これはたまらん! 許してくれ!」

④慳貪じじは、大いに怒り例の臼木端微塵《こっぱみじん》砕いて釜の下に入れて焼きました。

⑤慳貪ばば「ほんとにもう、またしてもムカつく! この臼粉々《こなごな》砕いてしまいなされ!」

⑥慳貪じじ「無茶苦茶腹が立つ! こいつめ、こいつめ!」

【解説】

はい、案の定、臼を借りた慳貪じじは、恐ろしい物が出て来て、怒って臼を壊して焼いてしまいました。

こうなると分かっていようなものなのに、何故貸した、正直じじよヾ(๑╹◡╹)ノ"

なお、ヒバカリというヘビは、「噛まれたらその日ばかりの命」ということで、その名が付きましたが、実際は無毒のヘビですヾ(๑╹◡╹)ノ"

さあ、臼を焼いた灰を使って、いよいよ次回はあの名場面でしょうかヾ(๑╹◡╹)ノ"

 

ウスウスでもウスラハゲだよヾ(๑╹◡╹)ノ"

いやいや、ツルッパゲだろ!ヾ(๑╹◡╹)ノ"

 

 

 

 

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