うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

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[12完]江戸の妖怪絵本『妖怪雪濃段』~めでたし、めでたし~

 

 


妖怪雪濃段 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。

【原文】

 坂田金平、武者修行ゟ帰り、益/\忠節を励ミけり。
 鬼ハ外、福ハ内。
 めでたし/\、万《ばん》/\歳《ぜい》。


【現代語訳】

 坂田金平武者修行から帰り、ますます主君源頼義への忠義尽くしたのでした。
 鬼は外、福は内。
 めでたし、めでたし、バンザイ、バンザイ。

【解説】

 金平が、「世の為、人の為に尽くす」のではなく、「主君に忠義を尽くす」というのに、違和感を感じる方もおられるかもしれませんが、この当時の武士道というものは、「主君に忠義を尽くす」「主君のためなら命も捨てる」というのが原則でした。

 というわけで、節分の豆を撒いて、鬼は外福は内で、めでたしバンザイという、この時期の絵本定番の、新年らしいおめでたい場面終わりです。

  代わり蚊の目玉撒くよヾ(๑╹◡╹)ノ"

 

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