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三つ目横綱

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みなさまお待ちかね!ヾ(๑╹◡╹)ノ"

今回から三つ目特集だよ!ヾ(๑╹◡╹)ノ" 

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年中行状記 : 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション
『化物年中行状記』(十返舎一九作画、寛政八[1796]年刊、黄表紙
※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。

【原文】

十月ハ恵比須講相撲《ゑびすかうすもう》とて、勧進大相撲《くわんじんおほすまふ》、晴天十夜の間、日暮れ早々《そう/\》より始まる。

見物
「あの関取ハ一度も化けた事[「負けた事」と掛けた]が無《ね》へ、強い物だ、イヨ」


「これ見越殿《みこしどの》、頭《あたま》が高ひ。又、この天狗も羽を窄《すぼ》めていさつせへ」


「杵山《きねやま》とハ杵《きね》の化けたのか、強ひ奴の。そして、飛騨川《ひだがは》ハ名を替へたそうだ」


「これ、蜜柑《ミかん》の皮を投げまひぞ。忌々《いま/\》しい化け損ないめらだ」

「シイ引[「引」は「ー」のように語尾を伸ばす記号的に使われている]。チヨン/\。どつさり/\。ヨイヤサア」

【現代語訳】

化け物の世界では、十月恵比須講相撲《えびすこうずもう》と言って、大相撲の興行を、晴天十夜の間[当時の相撲は屋外だったので、雨天は中止]日暮れ早々から行います。

見物人A
「あの関取は一度も負けた事がない、強いもんだなあ」

見物人B
「これ、見越入道殿、背が高くてジャマなんで、かがんでくだされ。
 それと、そこの天狗を広げたままでジャマだから、すぼめなされ」

見物人C
杵山《きねやま》と言う力士は、杵が化けた物か、強い奴だ。
 あと、飛騨川《ひだがわ》と言う力士名前を変えたそうだ」
[「杵山」―四股名は、力士の出身地などの特徴などからつけられる事をたとえたか]
[「飛騨川」―河川は上流に行くと名が変わることがあるから(飛騨川は益田川と名を変える)、力士が出世して番付が上がると改名することをたとえたか]

見物人D
「これ、ミカンの皮投げるんじゃない、お前みたいな化け損ないには腹が立つわ!」

掛け声や拍子木など場内で聞こえる音
「しーっ」「チョン、チョン」「どっさり、どっさり」「よいやさあ」

【解説】

三つ目の横綱の土俵入りの図だね、カッコイイね、強そうだね!
化粧まわし「金」って書いてあるね!
太刀持ち一本角の鬼さんかなヾ(๑╹◡╹)ノ"
客席土俵、めっちゃ近くない?wヾ(๑╹◡╹)ノ"

次回も三つ目特集だよ、お楽しみに!

こら、勝手ブログ乗っ取るんじゃない!
三つ目特集は、続かないよ!
二度とないから!

 

 

 

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5月3日は北見花芽の誕生日ヾ(๑╹◡╹)ノ"

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