というわけで、『金草鞋』の続きをやろうと思ったのですが、ちょっとした手違いで、『金太郎』をやることにしました。
まあ、「金」つながりだから、ノープロブレムでしょうヾ(๑╹◡╹)ノ"
金太郎と言えば、名前は知っているのに、どういうお話か知らないランキング第一位の話です、たぶんヾ(๑╹◡╹)ノ"
国会図書館デジタルコレクションにあった江戸時代の金太郎の絵本を読みますよヾ(๑╹◡╹)ノ"
金太郎 - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。
ただ、これは刊本じゃなくて、写本[手書きの本のこと]ですヾ(๑╹◡╹)ノ"
国会図書館デジタルコレクションの書誌情報によりますと、歌川国芳による版下本[原稿]だそうですヾ(๑╹◡╹)ノ"
実際に出版されたかどうかは分かりませんヾ(๑╹◡╹)ノ"
まあ、つべこべ言わずに読んで行きましょう。
この本、とても読みやすい字で書かれているので、『金草鞋』冒頭の所で勉強した字に〇をつけましたので、復習がてら読んでみてはいかがでしょうかヾ(๑╹◡╹)ノ"
kihiminhamame.hatenablog.com
答え合わせヾ(๑╹◡╹)ノ"
今回覚えておいていただきたいのは、「き」[「記」のくずし]ですヾ(๑╹◡╹)ノ"
【原文】
快童丸《くハひどうまる》、お子様方ハ金太郎と言ひ給ふ。
昔/\、皆様御馴染みの頼光《らいくわう》の四天王《してんわう》の一人、古兵《ふるつハもの》ゝ頭分《かしらぶん》、坂田金時《さかたのきんとき》ハ元 伊豆国《いづのくに》足柄山《あしがらやま》の産なり。
父も無く、母は神《しん》と交ハり懐胎《くハいたい》し、十三月にして生まれつゝ、生まれ出でたる時歯を生じ、形大ひにして、成長に従い力、飽迄《あくまで》強く△
【現代語訳】
快童丸《かいどうまる》、お子ちゃまたちは金太郎とおっしゃいますね。
昔々のお話です、みなさんご存知の頼光四天王《らいこうしてんのう》の一人で、四人の戦いに慣れた武者たちのボス格、坂田金時《さかたのきんとき》[幼名が快童丸及び金太郎]は、元々伊豆国[静岡県]足柄山《あしがらやま》の生まれです。
父はおらず、母は神と交わって身ごもり、快童丸[金太郎]は十三ヶ月の妊娠期間で生まれました。
生まれた時に既に歯が生えており、体はとても大きく、成長するにつれて力はとてつもなく強くなり、
【解説】
今は金太郎とのみ呼ばれていますが、当時は快童丸[怪童丸]という呼び方も主流でした。
後に頼光四天王の一人、坂田金時となるわけですが、はい、ここで宿題です、頼光四天王の四人は誰か、次回までに調べておいてくださいね、特に答え合わせはしませんがヾ(๑╹◡╹)ノ"
母は山姥って言われることが多いですが、この作品では、そうだと明記はされていませんね。
三つ目コーナー
たんたんたぬきの金
太郎!!!
危ねえ!
玉って言ったらバンされるとこだったぞ!
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