うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

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[5]怪談「牡丹灯籠」(『伽婢子』より)~荻原は美女と契りを交わしたのでした~

 

 


『伽婢子《おとぎぼうこ》』[浅井了意作、寛文六(一六六六)年刊]巻三の三「牡丹灯籠」
国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 
新日本古典籍総合データベース

【原文】

 女、取り敢《あ》へず、
「夕《ゆふ》な/\ 待つとし言ハゞ 来ざらめや 託《かこ》ち顔なる 兼ね言はなぞ」
 と返しすれバ、荻原、愈《いよ》/\嬉しくて、互ひに解くる下紐《したひも》の、結ぶ契りや新枕、交わす心も隔て無き、睦言《むつごと》ハまだ尽き無くに、早や明け方にぞなりにける。
 荻原、
「其の住み給ふ所ハ何処《いづく》ぞ。
 木の丸殿にハ有らねど、名乗らせ給へ」
 と言ふ。
 女、聞きて。
「自《ミづか》らハ、藤氏《ふぢうぢ》の末、二階堂政行《にかいだうまさゆき》の後也。
 其の頃ハ、時めきし世も有りて、家栄え侍りしに、時世《じせい》移りて、有るか無きかの風情にて、微《かす》かに住み侍り。
 父ハ政宣《まさのぶ》、京都に打ち死にし、兄㐧皆絶へて、家衰へ、我が身一人、女《め》の童《わらハ》と万寿寺の辺《ほとり》に住み侍り。

【現代語訳】

 はすぐに、
あなたが、『毎日のように、夕方になると、あなた来るのを待っている』と言ってくだされば、は必ず来ます
 どうして、そんな悲しい顔をして、『もう会えないかもしれない』なんて不吉なことをおっしゃるのですか」
 と返しました。
 荻原はますます嬉しくなり、お互い下着の紐解くのですが、結ばれて、初めてのチョメチョメをしました。
 隔てなく通い合いピロ―トークもまだまだ尽きないうちに、早くも明け方になってしまいました。
 荻原が、
あなたお住まいどちらですか。
 木の丸殿斉明天皇の行宮《あんぐう》(旅先での仮宮)。現在の福岡県朝倉市にあった]ではありませんが、お名乗りください[「朝倉や 木の丸殿に 我が居れば 名乗りをしつつ 行くは誰が子ぞ(『新古今和歌集天智天皇)」を踏まえるか(諸説あり)]
 と言うと、

 女聞いて、
藤原氏末裔《まつえい》、二階堂政行《にかいだうまさゆき》の子孫です。
 政行の頃一族全盛誇り栄えていたのですが、時代変わって父の代の頃にはもう、どうにかこうにか、細々と暮らすのがやっとでした。
 そして、父の政宣《まさのぶ》は京都討ち死にし、兄弟も皆亡くなってしまい、もすっかり衰退し、一人だけ残ったは、女の童[使用人]万寿寺辺り住んでいます。

【解説】

 はい、予想通り荻原美女チョメチョメしてしまいましたヾ(๑╹◡╹)ノ"
 は、元々名のある一族出身のようですが、住んでいる場所お寺の近くと言うのがちょっと気になりますね。

 チョメチョメと言えば山城新伍だよねヾ(๑╹◡╹)ノ"

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