うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

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2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

怠けていると火間虫入道になっちゃうぞ! 【再読】 ~鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』より~

前回は山東京伝が妖怪化したヘマムショ入道を紹介しましたが、このブログでおなじみの妖怪画家鳥山石燕も、ヘマムショ入道を元にした妖怪を描いています。

妖怪ヘマムショ入道? 【再読】 ~山東京伝『怪談摸摸夢字彙』より~

今では廃れてしまいましたが、「へのへのへのもへじ」と同じような文字絵で、「ヘマムショ入道」というのが、江戸時代には流行っていました。 山東京伝作・北尾重政画の『怪談摸摸夢字彙(かいだんももんじい)』(享和三[1803]年刊)には、妖怪として「ヘマ…

恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その5 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~

このお話の主人公は誰か? 「松風ばかりや残るらん脇差」と章題に名前が出て、中心に話が進む松風が当然、主人公と言えるでしょう。 ただ、このお話が収録されているのは、『武家義理物語』という題の短編小説集です。 この作品のコンセプトを踏まえると、別…

恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その4 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~

【現代語訳】 例の松風という女は、昔の姿は顔だけで、体は十メートル弱の蛇となって現れ、二人に襲いかかってきました。

恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その3 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~

【現代語訳】 其の後、松風の怨念《おんねん》によって、人々は悩まされることになり、女中たちは難病にかかってしまって嘆くのでした。

恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その2 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~

【現代語訳】 さて、松風と言う名の女性は、尾張国鳴海《おわりのくになるみ》[愛知県名古屋市緑区][有松絞で有名]あたりの浜里の猟師[漁師?]の娘でした。

恐ろしい女性の嫉妬と執念の話かと思いきや、途中からホラーにチェンジ? その1 【再読】 ~井原西鶴『武家義理物語』より~

【現代語訳】 巻二の三「松風の脇差だけが残ったそうな」 人の心の持ち方ほど、人によって特に違いが出るものはありません。 織田信長公がご存命だった頃、墨俣《すのまた》[岐阜県大垣市]に川屋敷[川沿いに建てた屋敷]を、夏を過ごすのに最適なように作…

謎の毒鳥「チン」! ~『和漢三才図会』より~

昨年末に読んだ『金玉ねじぶくさ』巻七の二の冒頭で出てきた、「チン」という鳥にみなさま興味津々なようでヾ(๑╹◡╹)ノ"

新年のご挨拶ヾ(๑╹◡╹)ノ"

あけましておめでとうございますヾ(๑╹◡╹)ノ"