(壁に映った人影が意味不明な講釈をする)
新日本古典籍総合データベース
※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0)
※画像は拡大できます。
【原文】
廿一日の夜は、ふと影の如く人の形壁に映り、顔形《かほかたち》鮮やかに見へけるが、見臺《けんだい》を前に置きつゝ、高らかに書物を講じける。
然れども、言葉の訳も詳《つまび》らかならず。
可笑《をか》しく怪しき事也。
【現代語訳】
七月二十一日の夜は、ふと影のように人の姿が壁に映り、顔もはっきりと見えました。
その人影は、見台《けんだい》を前に置きながら、高らかに本を読み上げました。
しかし、何と言っているのかさっぱりわかりません。
ヘンテコで不気味な出来事です。
【解説】
今回は変なだけで、特に被害があったわけでもないですから、どうってことないですね。
平太郎の反応すら書かれていません。
とりあえず、当時の講釈師[講談師]の画像でもどうぞヾ(๑╹◡╹)ノ"
湯漬翫水《ゆづけがんすい》作『御入部伽羅女《ごにゅうぶきゃらおんな》』(宝永七[一七一〇]年刊)巻五より
霞亭文庫 · 御入部伽羅女 / 湯漬翫水作 · 東京大学学術資産等アーカイブズ共用サーバ
※この記事では、霞亭文庫の画像を適時加工して利用しています。
生玉神社の境内の様子です。
演目は「太平記」「信長記」「四十七人評判(忠臣蔵)」ですね。
僕のツルツル頭には鏡のように顔が映るよヾ(๑╹◡╹)ノ"
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