妖怪雪濃段 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。
【原文】
扨《さて》も、四天王の随一、坂田金平《さかたのきんぴら》、武者修行に立ち出で、此処彼処《こゝかしこ》の国/\を巡りしが、手に立つ者も非《あら》ざれバ、信濃ゝ国の山奥へ心ざし来る。
「きり/\、縕袍《わんばう》を脱いで渡せ/\」
「何だ、俺に酒手を呉《く》れろか。
先《ま》づ、汝《うぬ》らが首から先へ出せ
不届き[?]な野郎だ」
「童《わつぱ》め[わつ始め?]、びくしやくすると、善光《ぜんかう》、飯縄《いゝずな》[線香《せんかう》いらずに?]回り[?]と出るぞ」
「喧《やかま》しい、早く畳《たゝ》んで片付けろ」
【現代語訳】
一方、子四天王[頼光四天王の子]のトップ、坂田金平《さかたのきんぴら》は、武者修行に出て、あちらこちらの国々を巡ったのですが、相手となるような者もなかなかいなかったので、信濃の山奥を目指してやって来ました。
山賊A
「さっさとその綿入れの着物を脱いで寄越せ」
坂田金平
「なんだ、俺に金品を寄越せというのか。
まず、お前たちの首を先に寄越せ。
無法者めが」
山賊B
「このガキ、ジタバタ抵抗すると、ただじゃおかないぞ!」
山賊C
「やかましい奴だ、早く叩きのめしてやっつけろ」
【解説】
噂の坂田金平が、武者修行の相手を求めて、信濃の山奥までやってきました。
そこで、山賊に囲まれるのですが、果たしてヾ(๑╹◡╹)ノ"
頼光四天王《らいこうしてんのう》は、坂田金時《さかたのきんとき》、渡辺綱《わたねべのつな》、碓氷定光《うすいのさだみつ》、卜部季武《うらべのすえたけ》。
子四天王《こしてんのう》は、坂田金平《さかたのきんぷら》、渡辺竹綱《わたねべのたけつな》、碓氷定景《うすいのさだかげ》、卜部季春《うらべのすえはる》だよヾ(๑╹◡╹)ノ"
どうした、急にまともな解説なんかして?
病院行く?ヾ(๑╹◡╹)ノ"
三つ目のLINEスタンプ、発売しました!
store.line.me
◆北見花芽のほしい物リストです♪
5月3日は北見花芽の誕生日ヾ(๑╹◡╹)ノ"
◆インフォメーション
※北見花芽の中の人も少しだけ付録CDで担当しています。
※付録CDに『武太夫物語絵巻』(『稲生物怪録』)が収録されています。
北見花芽愛用のくずし字辞典です。
◆北見花芽 こと きひみハマめ のホームページ♪
◆拍手で応援していただけたら嬉しいです♪
(はてなIDをお持ちでない方でも押せますし、コメントもできます)
◆ランキング参加してます♪ ポチしてね♪
◆よろしければ はてなブックマーク もお願いします♪
多くの方に読んでいただきたいので、少しでも拡散してくださるとありがたいです。