藤屋市兵衛シリーズのまとめリンクですヾ(๑╹◡╹)ノ"
それでは最後に「世界の借屋大将」(『日本永代蔵』)の挿絵の紹介をして、藤屋市兵衛のお話は終わりたいと思います。
日本永代蔵 6巻 [1] - 国立国会図書館デジタルコレクション
※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。
挿絵は歳末の藤屋の店先が描かれています。
右上は餅を配達に来た餅屋と、餅の重さを量る手代[使用人]です。
あとで、藤市に怒られます(笑)
右下は、正月に必要な物を売りに来た人たちです。
この頃は代金は後払いで、年末にまとめて払うことが多かったので、集金に来た人もいます。
鯛や松は正月飾りに必要なので仕方なく買ってもらえるかもしれませんが、遊び道具は娘には必要ないと買ってもらえないのでしょうね。。。
左上は、お金の計算をする手代と、帳簿を付ける藤市です。
左下は、歳末に芸をしてお金を乞う節季候《せきぞろ》ですが、おそらく、藤市は無視してお金は渡さないでしょう(笑)
なお、正月の遊び道具を売っている人を、台所用品売りとしている資料がありますが、正月と関係のない台所用品売りが混じっているのも変ですし、箱の中の売り物もどう見ても台所用品ではありません。
こちらは、この挿絵の参考にされたと思われる、『天和長久四季あそび』「十二月のてい」ですが(というか構図が全く一緒やんw)、
天和長久四季あそび - 国立国会図書館デジタルコレクション
ここに描かれている「ぶり/\はごいたうる」[振振《ぶりぶり》羽子板売る]をご覧ください。
「世界の借屋大将」(『日本永代蔵』)は商品が雑然と箱の中に入れられて、こちらは整然と並べられていますが、売っているのは同じものですね。
【参考資料】
◆松村美奈「『日本永代蔵』試論 ―巻二の一「世界の借屋大将」にみる女子教育」
愛知大学リポジトリ
◆合瀬純華「『天和長久四季あそび』と『世諺問答』」
大妻女子大学学術情報リポジトリ
僕は蚊の目玉売りを始めようかな ヾ(๑╹◡╹)ノ"
蚊の目玉が売れるわけないけど、江戸時代には「ぼうふら売り」(金魚のエサ用)という職業があったというね ヾ(๑╹◡╹)ノ"
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