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【一気読み】『金玉ねぢぶくさ』「三本足のカエル」【現代語訳】

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 まとめ読みサイトに『金玉《きんぎょく》ねぢぶくさ』「三本足のカエル」を追加しました!

kitamihaname.edo-jidai.com

 一段目でページの切り替え、二段目でオリジナル・翻字・原文・現代語訳の画像に切り替えることができます。

これまでに紹介した作品の中で、サイトでまとめて欲しい作品がありましたら、リクエストしただけるとありがたいです。
今のところ、まだリクエストが少ないので、お応えできる確率が高いですw

解説付きで、オリジナル・翻字・原文・現代語訳を一度に切り替えて簡単に見れるようなサイトは、たぶんほぼ無かったと思うので、ぜひ、訪問、拡散、よろしくお願いしますヾ(๑╹◡╹)ノ"

ちなみに、このサイト、早くも存続の危機ですヾ(๑╹◡╹)ノ"
高画質の画像を載せているせいで、あと数作品載せただけで、容量オーバーになってしまうからですw
何か良い対策があれば、お教えくださいませヾ(๑╹◡╹)ノ"

せっかくなので、こちらにも、現代語訳の一気読みを載せますので、よろしければご覧くださいませヾ(๑╹◡╹)ノ"

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「カエルだってヘビを倒すという話」

 中国にはチンという鳥がいて、全ての生き物に対して、すごい毒を持ちます。

 なので、一日に千里を走るという 猛々《たけだけ》しい虎も、わずかスズメぐらいの大きさのチンを恐れて、 竹林を城郭として身を潜めました。

 なぜなら、竹はチンに対してすごい毒を持ち、 竹林の上をチンが飛ぶと、チンは自然に落ちて死んでしまうそうです。

 このチンが川に降りて水を飲むと、ほかの鳥は、 チンが飲んだ水に毒が混じる事を恐れて、その水を飲みませんでした。

 しかし、山からやって来たサイというケモノが、そのチンが飲んだ水を飲むと、 毒が消えるという事が分かって、それからほかの鳥も その水を飲むようになったと、言い伝えられています。

 そうは言っても、これは聞いただけで見た事がない中国での事です。

 日本の例だと、ヘビ・カエル・ナメクジの 三敵《さんかたき》と言って、カエルはナメクジを捕り、 ナメクジはヘビを殺し、ヘビはカエルを捕る事は、草を打って遊ぶ子ども [「草を打って蛇を驚かす」「草を打って蛇に驚く」という慣用句を踏まえたか]でさえ、 みんな知っていることです。

 さて、ある人の家の庭先に、 荒れた池がありました。

 水辺にアヤメやマコモが生い茂り、 実は私、池の水、一年半替えてません。マコモ池って知ってますか? その中にヘビがたくさん集まって隠れ、そこからその池を眺めて、 カエルを二匹三匹と毎日のように必ず捕って食べるのでした。

 その家の人は気の毒に思いましたが、どうすることもできず、 全ての生き物が背負っている、前世の報いの結果なのだと痛感して暮らしていました。

 ところが、 いつの頃からか、ヘビが多く死んで、池の辺《ほとり》に亡骸《なきがら》が たくさんとぐろを巻いていました。

 何かにやっつけられた様子も なかったので、家の人は不思議に思っていました。ある日の夕暮れ、 どこからともなく、三本足のカエルが一匹飛んできて、 水辺のススキの影でしきりに鳴きました。

 その鳴き声を聞いて、 築山《つきやま》[人工の小山]の岩の間から、大きなヘビが一匹這い出て来て、 このカエルを捕ろうとしました。カエルは鳴くのに一生懸命で、 後ろからヘビが狙っていることを知りませんでした。

 家の人は上の亭《ちん》[小屋]からこれを見ていて、カエルが気の毒になり、 「ヘビを追い払って、カエルを助けよう」と思い、 下へ降りているその間に、ヘビはカエルに飛び掛かって食い付きました。

「ああ、もう食べられてしまったか」 と家の人は思い、そのまま上から様子を見ていると、しばらくして そのヘビは死んでしまい、カエルは生き延びてなんともなく、 他の場所に飛び移って、またさっきのように鳴きました。

 そこに、この鳴き声を聞いて、どこからともなく小さなヘビが這い出て来て、 そろりそろりとカエルを狙って近づきました。

 射程範囲内になったところで、そのカエルに飛び掛かり、もう喰らい付いたかと思った時に、カエルはヘビの方を向き、 前足を上げて、ヘビのアゴにパンチしました。

 このヘビは強いダメージを受けたようで、苦しそうに伸び縮みをして のたうち回り、とうとう死んでしまいました。

 カエルは特に何ともなく、また、他の所に移動して、 さっきのように鳴きました。

 家の人は、なんとも不思議に感じました。

「大きなカエルが小さなヘビに食べられるのは、珍しい事ではない。

 ところが、このカエルは小さいのに大きなヘビをやっつけた。

 おそらく、三本足のカエルは足に何か秘密があるのではないか。」

 と思い、近くによって見ると、実は三本足ではありませんでした。

 普通の四本足のカエルなのですが、 一本の足に小さなナメクジを挟んで、 残りの三本の足で飛び歩き、ヘビが飛び掛かって食い付こうとしたら、 そのナメクジを持った足を伸ばして、ヘビのアゴに差し込んだのです。

 ヘビはとても食い意地が張っており、飛び付くとすぐに後先を考えず、 どこでも急所になるような細い場所にすぐに喰らい付くので、 ナメクジの毒にあたって死んでしまったのでしょう。

「窮鼠《きゅうそ》猫を噛《か》む」という諺《ことわざ》が 世間では言われ続けていますが、そのようにこのカエルもあまりに蛇に食べられるので、どうしようもなくなり、 カエル仲間が大勢集まって相談し、 知恵と勇気を持った一匹のカエルが、このナメクジ作戦を実行し、 多くのカエルの命を救ったと思われます。

 国は国主の思うまま、天下は天子の思うままですが、 上に立つ者が道を踏み外し、餓えた民衆をかわいそうに思わず、 ひどくむごい扱いをすれば、「疲馬《ひば》鞭箠《べんすい》を恐れず」 と言って、痩《や》せた馬に重い荷物を乗せて 追い立てても歩こうとしなくなるように、 民衆も国からの処罰を恐れず、逆に法にそむくようになります。

 先ほどの「馬がムチを恐れない」という例のように、 民衆は厳しい処罰を受ける事を何とも思わず、悪事を働き、 盗賊団を結成し、国や天下を乱したことは、日本と中国、 どちらの国にもその例が多く見られます。

 このような事をよく考え、 上の者が個人の栄華のために民衆を傷つけることなく、 下の者を大切に扱い、思いやりのある政治をすれば、 国家はこれから先も永遠に長く続くのでしょうが。

『金玉ねぢぶくさ』巻七-二[元禄十七(一七〇四)年刊、章花堂作]
北海道大学附属図書館所蔵 (CC BY-SA) 適時改変して使用
新日本古典籍総合データベース

 

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 僕も三本足だよ、だって真ん中にも足が、、、ヾ(๑╹◡╹)ノ"

 それ以上言うと、真ん中の足をちょん切るぞ!ヾ(๑╹◡╹)ノ"


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