2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧
【現代語訳】 この江戸の男、男女がいい事をしている所を夢中で覗きましたが、その顔が覗いていた鴨居板にくっ付いて離れません。。
【現代語訳】 江戸の男は火吹竹のようになったのを押さえつけて、そろりそろりと襖の間から隣の部屋の様子を覗きましたが、屏風が立ててあって見えません。
【現代語訳】 昔、江戸の葺屋町《ふきやちょう》の裏通りに住む男は、お伊勢参りがしたくて、少ない収入の中から、少しずつ旅費を貯めていました。
前置きの部分だけ書いて中断していたお話を再開しますよヾ(๑╹◡╹)ノ"
挿絵の解説ですヾ(๑╹◡╹)ノ"
【現代語訳】 しかし、専九郎はこの美少年に全く心を寄せず、ただ左馬之丞とこの三十日の間会えなかった恋しさだけが胸に押し寄せ、何回この美少年を派遣しても突き戻し、 「もう一度だけでもいいから、左馬之丞殿に逢って、この思いを晴らしたい。」 とばか…
【現代語訳】 こうして半年が過ぎたころ、左馬之丞は体調を崩し、四五日過ぎてから疱瘡のデキモノが顔に現れ、症状がとても重かったので、家来までもが心配して不安になったのでした。
【現代語訳】 元々この専九郎は、ワケあって、武士でありながら、主君に仕えて給料をもらう身ではありませんでした。
ここでもう一人の主人公、浪人の戸塒専九郎の登場です。 探偵まがいというかストーカーまがいの行為で美少年の正体をつきとめます。
今回も井原西鶴の作品を紹介したいと思います。 今回紹介するのは、『懐硯《ふところすずり》』(貞享四[一六八七]年刊)という作品です。 『懐硯』は、伴山《ばんざん》という半分一般人で半分法師のような人物が、諸国を旅してそこで見聞きした話をまと…
前回、挿絵の紹介をしたのですが、局頭《つぼねがしら》と思われる人物について、二つばかりご質問をいただいたので、お答えしたいと思います。
解説と言う程ではないですが、挿絵に何が描かれているか、書き込みをしておきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"
【現代語訳】 それから、十兵衛と妹娘は、二度と顔を合わせず離れて過ごしました。 そして、妹娘の里帰りの時に、十兵衛は事の次第を書状に記しました。