うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

江戸文学の楽しさを皆さんにお伝えできれば♪

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2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その5 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~

【現代語訳】 この江戸の男、男女がいい事をしている所を夢中で覗きましたが、その顔が覗いていた鴨居板にくっ付いて離れません。。

人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その4 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~

【現代語訳】 江戸の男は火吹竹のようになったのを押さえつけて、そろりそろりと襖の間から隣の部屋の様子を覗きましたが、屏風が立ててあって見えません。

人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その3 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~

【現代語訳】 昔、江戸の葺屋町《ふきやちょう》の裏通りに住む男は、お伊勢参りがしたくて、少ない収入の中から、少しずつ旅費を貯めていました。

人のチョメチョメのぞいた男の運命は? その2 【再読】 ~『野傾友三味線』巻三の四「願成就の宮廻」~

前置きの部分だけ書いて中断していたお話を再開しますよヾ(๑╹◡╹)ノ"

人の花散る疱瘡の山 その6 ~井原西鶴『懐硯』巻一の五~

挿絵の解説ですヾ(๑╹◡╹)ノ"

人の花散る疱瘡の山 その5 ~井原西鶴『懐硯』巻一の五~

【現代語訳】 しかし、専九郎はこの美少年に全く心を寄せず、ただ左馬之丞とこの三十日の間会えなかった恋しさだけが胸に押し寄せ、何回この美少年を派遣しても突き戻し、 「もう一度だけでもいいから、左馬之丞殿に逢って、この思いを晴らしたい。」 とばか…

人の花散る疱瘡の山 その4 ~井原西鶴『懐硯』巻一の五~

【現代語訳】 こうして半年が過ぎたころ、左馬之丞は体調を崩し、四五日過ぎてから疱瘡のデキモノが顔に現れ、症状がとても重かったので、家来までもが心配して不安になったのでした。

人の花散る疱瘡の山 その3 ~井原西鶴『懐硯』巻一の五~

【現代語訳】 元々この専九郎は、ワケあって、武士でありながら、主君に仕えて給料をもらう身ではありませんでした。

人の花散る疱瘡の山 その2 ~井原西鶴『懐硯』巻一の五~

ここでもう一人の主人公、浪人の戸塒専九郎の登場です。 探偵まがいというかストーカーまがいの行為で美少年の正体をつきとめます。

人の花散る疱瘡の山 その1 ~井原西鶴『懐硯』巻一の五~

今回も井原西鶴の作品を紹介したいと思います。 今回紹介するのは、『懐硯《ふところすずり》』(貞享四[一六八七]年刊)という作品です。 『懐硯』は、伴山《ばんざん》という半分一般人で半分法師のような人物が、諸国を旅してそこで見聞きした話をまと…

井原西鶴が描く明智光秀! その7(補完) ~『武家義理物語』巻一の二「瘊子は昔の面影」~

前回、挿絵の紹介をしたのですが、局頭《つぼねがしら》と思われる人物について、二つばかりご質問をいただいたので、お答えしたいと思います。

井原西鶴が描く明智光秀! その6(完) ~『武家義理物語』巻一の二「瘊子は昔の面影」~

解説と言う程ではないですが、挿絵に何が描かれているか、書き込みをしておきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"

井原西鶴が描く明智光秀! その5 ~『武家義理物語』巻一の二「瘊子は昔の面影」~

【現代語訳】 それから、十兵衛と妹娘は、二度と顔を合わせず離れて過ごしました。 そして、妹娘の里帰りの時に、十兵衛は事の次第を書状に記しました。