2021-01-01から1年間の記事一覧
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結局、化け物たちはちょろけん小僧に追い払われ、「すっかり化けたつもりでいたが、なぜか化けれていなかったのはどういうことだ」と野良狐の家に行って文句を言いました。
お六と与四郎は、欲庵に返した金の正体が木の葉だったことがバレ、色恋沙汰の定めとはいえ、今は身を隠さねばなりません。
川太郎は、「人間に添い遂げているお六を取り返したいが、この化け物顔では相手にならぬ」と考えました。
欲庵は、与四郎が期限までに金を返せなかったので、「お六を連れて帰り女房にしよう」と、色々と無理難題を言って、与四郎をボコボコにリンチします。
お六は、花水橋の野良狐と言って、狐仲間で一番の大金持ちの家に忍び込み、まんまと箱に入れてある、確実に二三百両は入っている袱紗包みを、盗み出しました。
「とにかく、川太郎へ六十四両を返しさえすれば、お六を返さないでもよいのだから」と、与四郎は、至極欲庵《しごくよくあん》という藪医者に六十四両を借りたのでした。
お六は川太郎の許婚でしたので、大入道は少々金回りが悪い時に、お六の支度金として、川太郎からカッパ六十四両受け取っていました。。
お六[ろくろ首、姉]とちょろけん小僧[大頭小僧、弟]を白猿は自分の家に連れて帰り、ネズミでも飼うように大切に養いましました。
大入道「子どもを差し出しますから、これまでのことは見逃してよ、白猿さん」
「しばらく!しばらく!」と言って現れた人間は、歌舞伎役者の市川蝦蔵でした。
さてさて、越後の国の大入道《おおにゅうどう》が、何か思う事があって、多くの化け物を集めて言いました。 「人間は百物語と言って、ワシらの噂話を順番にする。
今回から読み始めるのは、桜川慈悲成作・歌川豊国画『化物夜更顔見世』(寛政三[一七九一]年刊)です。くずし字クイズもあるよ♪
今回は特別編として、鶴舞公園の謎の石を取り上げたいと思います。
前回の挿絵の違和感についての質問に、色々とお答えいただきまして、ありがとうございます。
この当時、ゴイサギはキツネやタヌキや猫などと同様に、妖怪扱いされていました。
名古屋まつりの古い写真が出てきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"
河内国枚岡の姥が火について書かれている資料を年代順に見て行きましょうか。
火を吹く妖怪は、この時代、ちょこちょこ見かけます。 口裂け女は、「油差」ではなく、「ポマード」と言うと逃げて行くと言われています。
そんな中にも弓の名人がいて、雁股をひっさげて、狙いすまして放ち、ヤマンバの細首を射落としました。
さすがに毎日のように油が無くなるのをおかしいと思った神主たちは、犯人を待ち構えることにしました。
~夜更けに枚岡明神の灯明の油を盗んで、夜仕事の灯りに使っていたのでした~
井原西鶴『西鶴諸国はなし』巻5の6「身を捨てて油壺」というお話を、今回から取り上げたいと思いますヾ(๑╹◡╹)ノ"
「仕掛物」が収録されている、井原西鶴『本朝桜陰比事』(元禄二[一六八九]年刊)と日本の推理小説作家(探偵小説作家)とのかかわりをちょっとだけ。
そういえば、「不思議は妙」の挿絵を紹介するのを忘れてましたヾ(๑╹◡╹)ノ"
さあ、いよいよ、「五つの女のドクロの謎」を解き明かしますよ!ヾ(๑╹◡╹)ノ"
何事もなく終わったかと思った百物語、怪異はしっかり起きていました。
まず、青い紙で行灯を貼り、灯心を百本立て、話が一つ終わるごとに、灯心の炎を一本ずつ消して、百の話が終わると、部屋の中が暗闇になるというわけです。
武蔵国のとある隠居した武士の元に、友人が訪ねて来て、百物語をすることになります。
しっかり本文を読んだら、お奉行様じゃなくても、事件の真相がすぐに分かるということに気づきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"